有情の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
有情
【読み方】
うじょう
【意味】
感情や意識など、心の動きを有するもの。人間・鳥獣など。衆生。
ほんまやな。「有情」っていうのは、「感情や意識を持ってるもの」のことを指すんやな。人間だけじゃなくて、動物も含まれてるんやで。
つまり、すべての生き物、生命を表してるわけやな。これ、意味深い言葉やで。
【語源・由来】
梵語「sattva」生存するものの意。
【類義語】
同情、共感
【対義語】
無情、非情
有情(うじょう)の解説
カンタン!解説
「有情」という言葉は、感情や意識など、心の動きを持つすべての存在を指すんだ。これは人間だけでなく、動物なども含まれるよ。
たとえば、人間は喜怒哀楽といった様々な感情を持つよね。それと同じように、犬や猫、鳥などの動物も自分なりの感情を持っていると考えられているよ。
「有情」は、そうした生命体全体を指して、「有情の者たち」や「有情世界」というように使われることがある。これは仏教の考え方からきていて、全ての生き物には尊厳があり、共感や慈しみをもって接するべきだという教えを示しているんだよ。
有情(うじょう)の使い方
健太くん。レディーファーストじゃないとモテないわよ。
男女平等の世の中なのに?
有情の男子たるもの、女性に思いやりを持って生きるべきよ。
男子は大変なんだなあ。
有情(うじょう)の例文
- 一切の有情はすべて、世世生生の父母兄弟だと考えている。
- 全ての有情を傷つけないように生きている。
- 仏の言葉は、有情の心を揺さぶった。
- 天地有情の中の「星落秋風五丈原」が有名です。
- 有情世間に生きる人々を慈しむ心を持とう。
有情の文学作品などの用例
「有情無情」とは?
「有情」を用いた表現の一つに「有情無情(うじょうむじょう)」があります。
「有情無情」は、仏教の言葉で「有情非情」ともいいます。
「有情無情」とは、情を持つものと情を持たないものという意味です。
「有情無情」という表現は、情(感情や意識)を持つ存在と、それを持たない存在、つまり生きているものと無生物を区別する言葉だよ。
なるほどな、それはつまり、感情や意識がある生き物と、それがないもの、たとえば石や木のようなものとの違いを表すんやな。
生きてるものと無生物、この二つのカテゴリーを区別するときに使うんやな。
【例文】
- 神の愛は、有情無情すべてに及ぶ。
- 釈迦牟尼仏が菩提樹の下で、明星を一見し「大地有情無情同時成道山川草木悉皆成仏」と言ったとされる。
人間だけでなく、鳥や獣なども含むんだ。それはすべての生命、すなわち衆生を指すんだ。