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海月の読み方!「くらげ」と「かいげつ」正しいのは?

海月の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「海月」があります。

問題

Q「海月」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

海月の読み方
  1. 「くらげ」
  2. 「かいげつ」
  3. 「くらげ」と「かいげつ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「海月」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「海月」の読み方は、「くらげ」?「かいげつ」?

読み方

海月の正しい読み方は、「くらげ」「かいげつ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「海」の音読みには「カイ」、訓読みには「うみ」があります。また、「月」の音読みには「ゲツ」「ガツ」、訓読みには「つき」があります。「くら」や「げ」の読み方はありません。

しかし、海月の読み方としては「くらげ」「かいげつ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「くらげ」と「かいげつ」の両方です。

広辞苑には「くらげ」「かいげつ」の両方の項目があり、「くらげ」の漢字には「海月」と「水母」が記されています。

ただし、「くらげ」と読む場合と「かいげつ」と読む場合では、少し意味が違ってきます。

「海月」の意味は、「くらげ」と「かいげつ」で違う!

意味

「海」には「うみ」の意味があります。一方、「月」には「つき」の意味があります。

海月(くらげ)の意味は「水に浮かび傘状の形で、からだは寒天質の鉢虫綱の刺胞動物の総称」です。
一方、海月(かいげつ)の意味は「海上の空にある澄んだ月」「海面に浮かんだ月影」「くらげの別称」です。

広辞苑の「かいげつ」の項目のうち上記の生物を表す項には「日葡辞書『カイゲッ。ウミノツキ。即ち、クラゲ』」との説明が添えられています。海に浮かぶ「くらげ」が月のように見える様子が感じられますね。

海月を用いた例文には「海に海月(くらげ)がゆらゆらと漂っている」があります。

まとめ

まとめ
  • 海月の読み方は、「くらげ」「かいげつ」のどちらも正しい。
  • 海月(くらげ)は「水に浮かび傘状の形で、からだは寒天質の鉢虫綱の刺胞動物の総称」を意味する。
  • 海月(かいげつ)は「海上の空にある月」「海面に浮かぶ月影」「くらげの別称」を意味する。