胡乱の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
胡乱
【読み方】
うろん
【意味】
①乱雑であること。いいかげんであること。また不誠実なこと。
②疑わしいこと。うさんくさいこと。
確かやない、何かがおかしい、あるいはごっちゃごちゃしてることを、「胡乱」て言うんやな。これは、「はっきりしないものには注意せなあかん」っていう教えやな。
【語源・由来】
「胡」は「でたらめ。」
胡(えびす)が中国を乱したとき、住民があわてふためいて逃れたところからという説もある。
【類義語】
胡散臭い、奇怪な、いかがわしい、訝しい、不明朗
【対義語】
正確、整頓
胡乱(うろん)の解説
「胡乱」っていう言葉もいくつかの意味があるんだね。
1つ目の意味は、何かが怪しい、または正体が分からない状態を指すよ。例えば、「胡乱な者がうろついている」という文では、その人の行動が怪しい、またはその人の正体がはっきりと分からないことを示しているんだ。
2つ目の意味は、何かが確かでない、または真実かどうか疑わしい状態を指すよ。「誤を正したり、胡乱な所は字書を引いて見たりして」という文では、事実の確認や疑わしい部分の調査を行うことを表しているよ。
3つ目の意味は、何かが乱雑で、整然としていない状態を指すよ。「かき本は字が胡乱ですぢない字どもをかきをけども」という文では、文章が乱雑で、整然としていない状態を表現しているんだ。
「胡」の字は、一般には乱れている、またはでたらめの意味があるんだ。「胡乱」の語源については、中国の「胡」が乱れた時、住民がパニックになって逃げたという説もあるんだよ。だから、「胡乱」っていう言葉は、物事が混乱している、疑わしい、または整然としていない状態を表すときに使われることが多いんだね。
胡乱(うろん)の使い方
胡乱(うろん)の例文
- 胡乱げな連中がたむろっていた。
- はなはだ胡乱な行動だったが、法に触れるものではなかった。
- 彼女は健太くんの親類だと言っているが胡乱だ。
- 健太くんの報告を聞いた一同は胡乱な目をした。
- 健太くんは胡乱なやつだと思われているようだ。
胡乱の文学作品などの用例
「胡乱な目」ってどんな目?
「胡乱」はよく「胡乱な目」という表現で使われます。
「胡乱な目」は「疑わしいと思って見る目つき」をいいます。
【例文】
- 胡乱な目で見ていたから、健太くんは疑われているようだ。
- 胡乱な目で見られていたので、何もやましいことはないのに落ち着かなくなった。
二つ目は、確かでないこと、つまり、真実かどうか疑わしいことを指すんだ。最後の意味としては、物事が乱雑で、整理整頓されていない様子を指すんだよ。