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「幼稚」の意味と使い方や例文!「未熟」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
幼稚

【読み方】
ようち

【意味】
①年齢がおさないこと。子供であること。
②考え方・やり方などが未発達なこと。子供っぽいこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「幼」は「まだ年がいかない。おさない。」
「稚」は「年が若い。成熟していない。」

【類義語】
幼い、未熟

【対義語】
老練、老成、老巧

幼稚(ようち)の使い方

健太
パンはパンでも食べられないパンは何?
ともこ
フライパン!
健太
違うよ。パンツだよ。
ともこ
私が、パンダって言っても、パンツって言っても間違いにする気だったんでしょう?本当にやることが幼稚なんだから。

幼稚(ようち)の例文

  1. それは幼稚な発想だ。
  2. 幼稚な議論につき合っている暇はない。
  3. 今の技術から見れば、幼稚な技術ですね。
  4. あまりに幼稚すぎる。
  5. 末っ子の彼女は幼稚なしゃべり方をする。

「幼稚」と「未熟」の違いは?

幼稚」に似ている語に「未熟(みじゅく)」があります。

未熟」は、
①果実・作物などがまだ十分に熟していないこと。また、そのさま。
②学問や技術などの経験・修練がまだ十分でないこと。また、そのさま。

という意味です。

幼稚」も「未熟」も、成長の程度、技術などが一人前と認められる基準よりかなり低いことをいいます。

しかし、「幼稚」は、子供っぽいという悪い意味で使われます。年齢などから期待されるレベルより低いことをいいます。

対して「未熟」は、まだ修練が十分ではないことをいいます。

幼稚」と違って、これから成長する可能性を含みます。