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「勇敢」の意味と使い方や例文!「勇気」「勇ましい」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
勇敢

【読み方】
ゆうかん

【意味】
勇気があり、危険や困難を恐れないこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「勇」は「いさむ。いさましい。つよい。」
「敢」は「あえて。思いきってする。」

【類義語】
堂々、果断、大胆、豪胆、果敢、勇気、勇猛、勇躍

【対義語】
臆病

勇敢(ゆうかん)の使い方

健太
ともこちゃん。痴漢を捕まえたんだってね。
ともこ
勇気を振り絞って捕まえたの。
健太
見て見ぬふりをせずに捕まえるなんて勇敢だね。
ともこ
被害にあっている子の泣きそうな顔を無視できないじゃない。

勇敢(ゆうかん)の例文

  1. 勇敢に戦って死ぬなら本望だ。
  2. 取り残されている人を救うために、勇敢にも火の中に飛び込んだ。
  3. 店員は、強盗に勇敢に立ち向かった。
  4. 消防士は勇敢な人たちの集りだ。
  5. 健太くんは、勇敢にも、今にもかみつきそうな猛犬に立ち向かっていった。

「勇敢」と「勇気」「勇ましい」の違いは?

勇敢」に似ている語に「勇気(ゆうき)」「勇ましい(いさましい)」があります。

「勇敢」と「勇気」の違いは?

勇気」は、「いさましい意気。困難や危険を恐れない心。」という意味です。

勇敢」は、「勇気」があり、危険や困難を恐れないことをいいます。

なので「勇気」は精神的なことを、「勇敢」は、「勇気」をもって行動することをいいます。

「勇敢」と「勇ましい」の違いは?

勇ましい」は、
②大胆で活発なさま。多く、無謀な行為を皮肉っていう。
③活気にあふれ、人を奮い立たせるさま。勇壮なさま。
④気乗りがしている。積極的な気構えである。

という意味です。

勇敢」も「勇ましい」も、物事に対してひるむことなく積極的に向かって行くさまをいいます。

しかし、「勇ましい」は、「かけ声だけは勇ましいな」のように、皮肉を込めて使うことがある点が「勇敢」とは違います。

また、「鎧姿が勇ましい」のように、勇壮なさまをいう点も「勇敢」とは違います。