【二字熟語】
憂戚
「憂慼」とも書く。
【読み方】
ゆうせき
【意味】
うれえ悲しむこと。気分が晴れず沈むこと。
【語源・由来】
「憂」は「物思いに沈む。心配する。心配事。うれい。」
「戚」は「いたむ。うれえる。悲しむ。」
【類義語】
憂鬱、沈鬱
憂戚(ゆうせき)の使い方
健太くん。先週から憂戚の表情ね。何かあったの?
よくぞ聞いてくれました。僕の悩みを聞いてくれる?
その話は長くなるかしら?
僕の憂戚が晴れるまで続くよ。
憂戚(ゆうせき)の例文
- 憂戚のために、健太くんの表情は暗く沈んでいる。
- ともこちゃんは、なにかしらの憂戚を抱え込んでいるようでふさぎ込んでる。
- 憂戚を乗り越えるために、ひたすら吉本新喜劇を見続けてテンションを無理矢理上げた。
- あの頃は、人生で最も大変な時期で憂戚の日々だった。
- ウィルスが相手なだけに感染症蔓延の終わりが見えず、憂戚を感じた。
「憂戚」と「憂慼」の違いは?
「憂戚」は、「憂慼」とも書きます。
「憂慼」の「慼」は、「うれえる。心配する。」という意味です。
「慼」は、「憂戚」の「戚」の異体字です。
「異体字」とは、標準の字体とは異なるが、意味・発音が同じで、通用する漢字をいいます。
他に、「煙」に対する「烟」、「群」に対する「羣」などがあります。