読み方で悩みやすい漢字の一つに、「石榴」があります。
Q「石榴」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
石榴の読み方
- 「ざくろ」
- 「せきりゅう」
- 「ざくろ」と「せきりゅう」両方とも
このページでは、悩みやすい「石榴」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「石榴」の読み方は、「ざくろ」?「せきりゅう」?
石榴の正しい読み方は、「ざくろ」「せきりゅう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「石」の音読みには「セキ」「シャク」「コク」「ジャク」、訓読みには「いし」があります。また、「榴」の音読みには「リュウ」、訓読みには「ざくろ」があります。
石榴の読み方は「ざくろ」「せきりゅう」のどちらを使っても間違いはありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「ざくろ」と「せきりゅう」の両方です。
広辞苑には「ざくろ」「せきりゅう」の両方の項目があります。「ざくろ」の表記には「石榴」「柘榴」「若榴」があり、「せきりゅう」と読む言葉として「せきりゅうし(石榴子)」「せきりゅうひ(石榴皮)」が掲載されています。
「石榴」の意味は、「ざくろ」も「せきりゅう」も同じ
石榴の意味は「鮮紅色の花が咲き、熟すと裂ける赤黄色の丸い実がなるザクロ科の落葉高木」です。
「石」には「いし」の意味があります。一方、「榴」には「ざくろ」の意味があります。
植物の「ざくろ」の漢名が「石榴(せきりゅう)」であり、「ざくろ」の読み方はその呉音の「ジャグル」が訛ったものとされます。
「ざくろ」は、中国ではもともと「安石榴」と呼ばれており、この名称は瘤(こぶ)ような形や安石国(現在のイラン)から種子を持ち帰ったことに由来すると言われます。
石榴を用いた例文には「庭になった石榴の実を食べる」があります。
まとめ
- 石榴の読み方は、「ざくろ」「せきりゅう」のどちらも正しい。
- 石榴は「熟すと裂ける赤黄色の丸い実がなるザクロ科の落葉高木」を意味する。