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「讒言」の意味と使い方や例文!「諫言」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
讒言

【読み方】
ざんげん

【意味】
人をおとしいれるため、事実を曲げ、いつわって(目上の人に)その人を悪く言うこと。また、その言葉。讒口。讒説。

【語源・由来】
「讒」は「そしる。かげ口を言って人を陥れる。また、そしり。告げ口。」
「言」は「いう。話す。述べる。」

【類義語】
讒口、讒説

讒言(ざんげん)の使い方

ともこ
健太くん。なんで空手部をやめたの?
健太
根も葉もない讒言のせいで、僕一人が罪をかぶることになってしまったよ。
ともこ
それはひどいわね。証拠を集めて健太くんの無実を晴らしましょう。
健太
僕のために動いてくれるのはともこちゃんだけだよ。

讒言(ざんげん)の例文

  1. 同僚に讒言されて職場に居づらくなった。
  2. 彼は能力があったが、讒言されて失脚してしまった。
  3. 家康は道好の直親への讒言を咎め処刑した。
  4. 讒言されて彼は幽閉されることになってしまった。
  5. 讒言を信じて父は僕を追放したが、追放されたことよりも僕を信じてくれなかったことの方がつらい。

「讒言」と「諫言」の違いは?

讒言」に似ている語に「諫言(かんげん)」があります。

諫言」とは、「目上の人の非をいさめること。また、その言葉。」という意味です。

讒言」も「諫言」も、目上の人に対する言葉です。

しかし「讒言」は、人をおとしいれるため、事実を曲げ、いつわって、目上の人にその人を悪く言うことをいいます。

対して「諫言」は、目上の人の非をいさめる言葉なので、似ていますが意味が違います。