【二字熟語】
俗世
【読み方】
ぞくせい
「ぞくせ」とも読む。
【意味】
世の中。俗世間。ぞくせ。
【語源・由来】
「俗」は「世間一般。」
「世」は「よ。よのなか。」
【類義語】
浮世、現世、娑婆、此岸
【対義語】
冥界・冥土・冥府、天国、地獄、浄土
俗世(ぞくせい)の使い方
健太くんの将来の夢は?
宝くじを当てて俗世から離れた暮らしをしたい。
そんな雲をつかむような話、実現できるかどうかわからないじゃない。
願えばかなうものなんだよ。
俗世(ぞくせい)の例文
- 俗世を捨てて仏門に入る。
- 俗世の荒波にもまれて大きく成長する。
- 俗世から隔離された孤島です。
- 座禅を組むうちに、俗世への終着が薄れていった。
- ともこちゃんは、俗世のことに関心が薄い。
「俗世」と「浮世」「世俗」の違いは?
「俗世」に似ている語に「浮世(ふせい)」「世俗(せぞく)」があります。
「俗世」と「浮世」の違いは?
「浮世」は、「はかないこの世の中。うきよ。」をいいます。
「俗世」は、人が生活をしている世の中をいいます。対して「浮世」は、はかなく虚しい世の中のことをいうので意味が違います。
「俗世」と「世俗」の違いは?
「世俗」は
①俗世間。また、俗世間の人。
②世の中の風俗・習慣。世のならわし。
という意味です。
「俗世」も「世俗」も、一般の人の生活している世の中をいいます。
ほぼ同じ意味ですが、「世俗」は、世間一般の人や習わし、考え方をいう点が違います。