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「面々」の意味と使い方や例文!「顔ぶれ」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
面々

【読み方】
めんめん

【意味】
①おのおの。一人一人。各自。めいめい。
②二人称の人代名詞。対等または目下の多数の者に呼びかけるのに用いる。

【語源・由来】
「面」は「人の顔。」

【類義語】
各自、各人

面々(めんめん)の使い方

ともこ
健太くん。同窓会を楽しんでる?
健太
ここにいる面々とは、卒業以来、会うのは今日が初めてなんだよ。ちょっと緊張してるんだ。
ともこ
女子生徒はたまに集まっているわよ。男子生徒は久しぶりに会うわ。
健太
折角だから勇気を振り絞って話しかけてみるよ。

面々(めんめん)の例文

  1. 委員会の面々が到着した。
  2. 出席の面々を紹介する。
  3. 重役の面々が揃っている。
  4. やってきたのはいつもの面々だった。
  5. 空手部の面々が部屋に入ってきた。

「面々」と「顔ぶれ」の違いは?

面々」に似ている語に「顔ぶれ」があります。

顔ぶれ」とは「顔触れ」と書きます。
①会合・事業などに参加する人々。メンバー。
②(顔見世)歌舞伎年中行事の一。江戸時代、年一度の各座の俳優の交代のあと、新規の顔ぶれで行う最初の興行。11月(京坂では宝暦期から12月)に行われ、江戸・京都・大坂でそれぞれのしきたりがあった。現在、本来の意義は失われたが、東京では11月、京都では12月にこの名の興行が行われる。顔見世芝居。顔見世興行。

という意味です。

面々」は、「一座の面々」のように、一人一人という意味や、二人称の人代名詞として使われます。

対して「顔ぶれ」は、会議などに参加する人々のことをいい、一人一人という意味がないので、「面々」の意味とは違います。

また、「顔ぶれ」は、歌舞伎年中用事の一という意味がありますが、「面々」にその意味はありません。