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「入魂」の意味と使い方や例文!「一球入魂」とは?(類義語)

【二字熟語】
入魂

【読み方】
にゅうこん

【意味】
①精魂を注ぎこむこと。
②(「昵懇」とも書く)心やすいこと。懇親。親密。じっこん。じゅこん。

【語源・由来】
「入」は「いれる。」
「魂」は「たましい。人の生命をつかさどる精気。」

【類義語】
全力投球、一所懸命、一心不乱

入魂(にゅうこん)の使い方

健太
昨日のお笑い番組はおもしろかったね。
ともこ
それぞれが入魂のネタを披露してくれて、あっという間の一時間だったわ。
健太
暗いニュースが多い日々に笑いをくれるいい番組だよ。
ともこ
更に芸に磨きをかけて行ってほしいわよね。

入魂(にゅうこん)の例文

  1. この書は、入魂の作品です。
  2. 仏像の入魂式を開催する。
  3. 彼とは入魂の間柄です。
  4. 彼らにとって入魂の一曲なのだろう。
  5. 刺繡をするときは、一針一針入魂していくように縫う。

「一球入魂」とは?

入魂」を用いた語に「一球入魂(いっきゅうにゅうこん)」があります。

一球入魂」は、「野球で、投手が一球一球に全身全霊をこめること。広く、一つのことに気力をそそぐこと。」という意味です。

一球入魂」は、野球から生まれた造語で、学生野球の父と呼ばれる飛田穂洲(とびたすいしゅう)が、野球に取り組む姿勢を表した言葉といわれます。

【例文】
・今日は、一球入魂で終始集中して試合を進めることができた。
一球入魂の精神で挑む。

【類義語】
・全力投球(ぜんりょくとうきゅう)