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「渾沌」の意味と使い方や例文!「混沌」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
渾沌

「混沌」とも書く。

【読み方】
こんとん

【意味】
①天地がまだ開けず不分明である状態。
②すべてが入りまじって区別がつかないさま。

【語源・由来】
「渾」は、「まじる。にごる。まじりあう。」
「沌」は、万物が成立する以前の物のけじめがつかない状態を表す「混沌・渾沌(コントン)」に用いられる字。

【類義語】
無秩序、混迷、雑然

【対義語】
秩序

渾沌(こんとん)の使い方

健太
感染症蔓延で世界中が渾沌の渦に巻き込まれたね。
ともこ
落ち着きつつあるけど、まだまだ予断を許さない状態ね。
健太
このまま終息するといいね。
ともこ
そうね。

渾沌(こんとん)の例文

  1. 事態は渾沌として予断を許さない。
  2. 世界情勢は渾沌としている。
  3. 優勝争いはますます渾沌としてきている。
  4. その国の政情は渾沌としています。
  5. 記憶が渾沌としている。

「渾沌」と「混沌」の違いは?

渾沌」は「混沌」とも書きます。

常用外漢字の「」の代用字として、常用漢字の「」が使われるようになりました。

混沌」は、公用文、法令や新聞などで使われます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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