結束の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
結束
【読み方】
けっそく
【意味】
①ひもや縄などで結んで束にすること。
②志を同じくする者が団結すること。
③衣服や甲冑 (かっちゅう) を身に着けること。身じたくすること。
三番目は、朝起きて着替えるみたいな、身支度を整える感じか。ふむふむ、結束ってのは、いろんな場面で使われる言葉なんやな。まあ、どれも「しっかりとまとめる」って感じやな。物も心も、しっかり結束してないとな、ってことやね。
【語源・由来】
「結」は「ばらばらのものを一つにまとめる。まとまる。」
「束」は「引き締めて一つにまとめる。」
【類義語】
協力、一致、団結
【対義語】
離反
結束(けっそく)の解説
「結束」という言葉はね、三つの意味があるんだ。
まず、最初の意味は、ひもや縄で物をしっかりと結んで、一つにまとめることだよ。例えば、「角材を10本ずつ結束する」というときは、長い木の棒を10本ずつくっつけて、ひもや縄でしっかり結んで一つの束にするっていうことなんだ。
次に、「結束」は、人々が同じ目的や考えを持って、一緒になってがんばることを意味するんだよ。例えば、「仲間の結束が固い」とか「みんなで結束して事に当たる」って言うときは、友達やチームメイトが一致団結して、一つの目標に向かってがんばることを表しているんだ。
そして、最後の意味は、服や甲冑(かっちゅう)を身に着けること、つまり、身支度を整えることをいうんだ。例えば、「夜半に結束して、…剣が峰の天頂迄登って」〈漱石・それから〉というのは、夜中にきちんと準備をして、山のとても高いところまで登るっていう場面を描いているんだよ。
だから、「結束」という言葉は、ひもや縄で物をまとめること、人々が協力して一つの目標に向かうこと、そして、準備をしっかりと整えることという意味を持っているんだね。
結束(けっそく)の使い方
結束(けっそく)の例文
- 党の結束を図る。
- 兵が結束して敵にあたる。
- その団体との結束を強める。
- 彼らの結束は固い。
- 結束してその計画に反対する。
結束の文学作品などの用例
「結束」と「結託」「団結」の違いを解説
「結束」に似ている語に「結託(けったく)」「団結(だんけつ)」があります。
「結束」と「結託」の違いは?
「結託」は、「互いに心を通じて事を行うこと。示し合わせてぐるになること。」
という意味です。
「結束」も「結託」も、複数の人が一つにまとまることをいいます。
しかし、「結束」は、一致団結する良いニュアンスで使われることが多いのに対して、「結託」は、「結託して私腹を肥やす」のように、悪いニュアンスで使われることが多い点が違います。
それに対して、「結託」とは、少し悪い意味があって、何人かがこっそりと協力して、何かをしようとすること。通常は、何か良くないことを企む時に使われる言葉だね。
それに対して、「結託」はちょっと影がある感じやな。秘密裏に何かを画策している、ちょっとドロドロしたドラマみたいな感じか。同じ「結ぶ」という行動でも、光と影みたいにちゃうんやね。
「結束」と「団結」の違いは?
「団結」は、「多くの人が共通の目的のために一つにまとまること。」という意味です。
「結束」も「団結」も、志を同じくする複数の人間がひとつにまとまることをいうのでほぼ同じ意味です。
しかし、「結束」には、「ひもや縄などで結んで束にすること。」や「衣服や甲冑 (かっちゅう) を身に着けること。身じたくすること。」という意味がある点が「団結」と違います。
一方で、「団結」とは、多くの人が一つになり、共通の目的や目標のためにまとまることを指すよ。つまり、より大きな集団が共通の目的のために一丸となると言うことなんだ。
でも、「団結」は、町の人たち全員とか、大勢が一緒になってとか、大きなスケールでことを成し遂げようとするときに使う言葉やな。結束は個々の結びつきや準備、団結は大集団での一体感ってことやね!
二つ目は、同じ目標を持った人たちが力を合わせて協力すること。そして三つ目は、衣服や甲冑を身につけて準備を整えることを指すんだ。