雲泥の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
雲泥
【読み方】
うんでい
【意味】
天の雲と地の泥。二つの間に大きな差違のあるたとえ。
「雲泥」という言葉は、天空の雲と地面の泥を比べるような、二つのものや状況の間に大きな差があることを表しているんだよ。
あー、そやな。つまり、「雲泥」は、天の上の雲と地の下の泥ほど違う、という大きな違いを示すんやな。
全然ちゃうレベルや、ほんまに大違いや、っていう状態を「雲泥の差」という言葉で表現するんやな。これは、「大きな差があるときには、しっかりと認識して対応せなあかん」っていう教えやな。
【語源・由来】
天の雲と地の泥の意。
【類義語】
月とすっぽん、鯨と鰯、雪と墨、提灯に釣鐘
【対義語】
匹敵、互角、同等
雲泥(うんでい)の解説
カンタン!解説
「雲泥」っていう言葉は、天に浮かぶ雲と地面にある泥を比べるという意味で、物事や人々の間に大きな差違があることを表しているんだよ。
例えば、「雲泥の開き」っていう表現は、二つのものや状況に明らかな違い、特に品質や等級において大きな差があることを示しているんだ。雲は高く、泥は低い位置にあるから、その距離や違いはとても大きいっていうことを表現しているんだね。
また、「源平いづれ勝劣無かりしかども、今は雲泥交はりを隔てて」〈平家・四〉という文は、源平のどちらが上でどちらが下だったかはわからないけど、今はその間に大きな差がある、という意味だよ。
だから、「雲泥」っていう言葉は、何かが他のものと比べて、特に品質やレベルなどで大きな違いがあるときに使う表現なんだ。
雲泥(うんでい)の使い方
昨日は忙しかったの?
友達に会いに行っていたんだ。
元気だった?
元気溌剌だったよ。この前会ったときは大泣きしてたから、雲泥の相違だよ。
雲泥(うんでい)の例文
- 両者には雲泥の差がある。
- 二国間の経済力は雲泥の差だ。
- 二人の技量には雲泥の差がある。
- 入学時は同じ学力だったが、卒業するころには雲泥の差があった。
- 30年前とは生活水準に雲泥の差がある。
雲泥の文学作品などの用例
「雲泥万里」とは?
「雲泥」を用いた四字熟語に「雲泥万里(うんでいばんり)」があります。
「雲泥万里」とは、空の雲と地上の泥がきわめて遠い距離にある意から、非常にかけ離れていること。へだたりのはなはだしいことのたとえ。
という意味です。
「万里」は、一万里。また、きわめて遠いこと。
「雲泥万里」は、「雲泥之差(うんでいのさ)」を強調した四字熟語です。出典は、『後漢書』矯慎から。
「雲泥万里」という表現は、空に浮かんだ雲と地面の泥が非常に遠く離れているというイメージから、二つのものが大変遠く離れている、または大きな違いがあることを示すんだよ。
ああ、そやな。それはつまり、「ほんまに違いが大きい、全然ちゃう」ってことやな。
空に浮かぶ雲と地面にある泥みたいに、二つのものが全然違うんや。これは、物事や人と人との間に「大きな違いがあること」を教えてくれる言葉なんやで。