『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版しました。

「散々」の意味と使い方や例文!「散々な目に遭う」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
散々

【読み方】
さんざん

【意味】
[形動][文][ナリ]
①物事の程度が著しいさま。
②物事の結果や状態がひどく悪くて、目も当てられないさま。みじめ。
③ちりぢりばらばらになるさま。砕け散るさま。
[副]嫌になるほど程度がはなはだしいさま。ひどく。さんざ。

【語源・由来】
「散」は「四方にちらばる。ばらばらになる。ちらす。」
「在」は「そこにある。いる。」

【類義語】
偏在

【対義語】
密集

散々(さんざん)の使い方

ともこ
健太くん。試験の結果はどうだった?
健太
聞かないでー。
ともこ
表情を見れば散々だったことが分かるわ。
健太
そういうともこちゃんは手ごたえありっていう顔だね。

散々(さんざん)の例文

  1. 散々こき使われた挙句に、会社に捨てられてしまった。
  2. 今まで散々僕のことをばかにして来たのに、僕の力に頼るというのか。
  3. これは散々苦労して手に入れた品なので、簡単には手放せない。
  4. 散々待たされた上にドタキャンされた。
  5. 途中にわか雨にあって散々な目に遭ったよ。

「散々な目に遭う」とは?

散々」を用いた表現の一つに「散々な目に遭う(さんざんなめにあう)」があります。

散々な目に遭う」とは、思いがけない不幸に遭遇し、みじめな思いをするという意味です。

【例文】

  1. 海外旅行で油断をして散々な目に遭った。
  2. ウィルスに感染し散々な目に遭った。
  3. 健太くんのわがままに付き合わされて散々な目に遭った。



error: 右クリックはできません。