奇怪の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
奇怪
【読み方】
きかい
【意味】
①常識では考えられないほど怪しく不思議なこと。また、そのさま。きっかい。
②常識に外れていて合点のゆかないこと。けしからぬこと。また、そのさま。きっかい。
つまり、普通とは違ってビックリするようなことや、ちょっと許せないようなことを言うんやろ?これは、世の中には理解できないこともあるってことやな。
【語源・由来】
「奇」は「普通の知識では割り切れない。不思議だ。あやしい。」
「怪」は「不思議な。あやしい。」
【類義語】
不思議、妙、奇妙、奇異、怪奇、怪異
奇怪(きかい)の解説
「奇怪」という言葉には、2つの意味があるんだ。
1つ目の意味は「常識では考えられないほど怪しく不思議なこと」だよ。普通の生活の中で、突然予想もしないような不思議な出来事が起こったとき、その出来事を「奇怪」と呼ぶことができるんだ。「奇怪な事件が起こる」っていうのは、例えば、物が突然空中に浮かんで動き出すとか、急に人が姿を消すといった、普通では考えられないような変な事件のことを言っているんだ。
2つ目の意味は「常識に外れていて合点のゆかないこと、けしからぬこと。また、そのさま」だね。これは、簡単に言うと「理解できないほどおかしい、または説明のつかないこと」を指すんだ。「責任者が出てこないとは奇怪な話だ」っていうのは、何か問題が起きたときに、責任者が姿を現さない、つまり、問題に対して答えを出さないことを不思議に思っている状態を示しているんだ。
ちなみに、「奇怪」の派生として「きかいさ」っていうの言葉があって、これは、「奇怪」な状態や事象がどれだけ強いか、またはどれだけ多いかを表す名詞だよ。例えば、「この町には奇怪さが溢れている」と言うような時は、その町でたくさんの不思議なことや説明できない出来事が起こっているって意味になるんだ。
だから、「奇怪」という言葉は、普通とはちょっと違う、予想外のことや、理解できないことを表す言葉として使われるんだね。
奇怪(きかい)の使い方
奇怪(きかい)の例文
- 奇怪な事件が続いている。
- 健太くんは、奇怪な行動をとる。
- 空からオタマジャクシが大量に降ってくるという奇怪な出来事があった。
- 世にも奇怪な出来事に出くわした。
- この辺りには奇怪な伝説が多い。
奇怪の文学作品などの用例
「奇怪」と「奇妙」の違いを解説
「奇怪」に似ている語に「奇妙(きみょう)」があります。
「奇妙」は
①珍しく、不思議なこと。また、そのさま。
②風変わりなこと。また、そのさま。
③非常に趣・おもしろみ・うまみなどがあること。また、そのさま。
という意味です。
「奇怪」も「奇妙」も、普通とは異なっていて、常識や理性では説明がつかないことという意味です。
しかし、「奇怪」は、怪しい感じというニュアンスが強く、「奇妙」は、珍しく風変わりというニュアンスが強い点が違います。
一方、「奇妙」は、ただ単純に珍しさや不思議さを感じることやその状態を表すもので、そこには「奇怪」ほどの強い意味合いは含まれていないんだ。
一方、「奇妙」は、もっと軽い感じで、「ん?ちょっと変やな」っていう、ちょっと変わったことや物を言うんやろ?「奇怪」はもっと強烈で、「奇妙」はもっと普通に変って感じか。わかった、わかった!
もう一つの意味として、普通の考えからは外れていて理解しにくい、または許せないようなことやその状態を示しているんだよ。