【二字熟語】
思考
【読み方】
しこう
【意味】
①考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。
②哲学で、広義には、人間の知的精神作用の総称。狭義には、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する知性の働きをいう。
③心理学で、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する心の働きや機能をいう。
【語源・由来】
「思」は「こまごまと考える。おもいめぐらす。おもう。おもい。」
「考」は「かんがえる。かんがえ。」
【類義語】
考え、思慮、熟慮、思案、理性、考察、思索
【対義語】
感情、行為、行動
思考(しこう)の使い方
今までの受験は、暗記力で何とかなったんだけどこれからは違うんですって。
どう変わるの?
思考力が問われるんですって。
それはそれで大変そう。
思考(しこう)の例文
- 健太くんはショックで思考停止している。
- 冷静な思考をめぐらせる。
- ともこちゃんはポジティブ思考の持ち主だ。
- 彼の思考回路は人と少し違う。
- 思考力は、暗記力より価値がある。
「思考」と「思想」「感情」の違いは?
「思考」に似ている語に「思想(しそう)」「感情(かんじょう)」があります。
「思考」と「思想」の違いは?
「思想」は、
①心に思い浮かべること。考えること。考え。
②人生や社会についての一つのまとまった考え・意見。特に、政治的、社会的な見解をいうことが多い。
③哲学で、考えることによって得られた、体系的にまとまっている意識の内容をいう。
という意味です。
「思考」は、知識や経験などをもとに、あれこれと頭を働かせることをいいます。
対して「思想」は、人が人生や社会について考えた事柄をまとめたものを言うので意味が違います。
「思考」と「感情」の違いは?
「感情」は
物事に感じて起こる気持ち。外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。
という意味です。
「思考」は、知識や経験などをもとに、あれこれと頭を働かせることをいいます。
対して「感情」は、物事に感じて起こる気持ちをいうので意味が違います。