【二字熟語】
善良
【読み方】
ぜんりょう
【意味】
性質のよいこと。性質がおだやかですなおなこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「善」は「行いや性質などが好ましい。よい。よいこと。」
「良」は「よい。すぐれている。好ましい。」
【類義語】
真面目、誠実、朴訥、純朴、真摯
【対義語】
邪悪、悪辣、凶悪
善良(ぜんりょう)の使い方
ここのパン屋さん、閉店してしまったの?
善良そうなおじさんが経営していたパン屋よね。
善良過ぎて、経営者に向いていなかったのかな。
邪悪な経営者が儲かって、善良な経営者が儲からない世の中は駄目よね。
善良(ぜんりょう)の例文
- 健太くんは善良な人間です。
- 善良な市民が犠牲になった。
- ともこちゃんは善良で、人をだますようなことはしない。
- 彼は、善良そうな顔つきをしている。
- 善良な人々は、私の話を信じてくれた。
「善良な市民」とは?
「善良」を用いた表現の一つに「善良な市民」があります。
「善良な市民」の「市民」は、
①市の住民。また、都市の住民。
②近代社会を構成する自立的個人で、政治参加の主体となる者。公民。
③《(フランス)bourgeois》ブルジョアのこと。
という意味です。
「善良な市民」とは、性質が正直で温順な住民のことをいいます。
【例文】
- 善良な市民しか参政権がないわけではない。
- 今も殺人鬼が、善良な市民の顔をして普通に生活をしているのだ。
- 善良な市民として捜査に協力する。