【二字熟語】
助長
【読み方】
じょちょう
【意味】
①力を添えて、ある物事の成長や発展を助けること。また、ある傾向をより著しくさせること。
②不必要な力添えをして、かえって害すること。
【語源・由来】
苗を早く生長させようと思った宋の人が苗を引き抜いて枯らしてしまったという「孟子」公孫丑上の故事から。
【類義語】
推進、促進、促す
【対義語】
明確な対義語はありません。文脈によって「抑制」「阻害」「防止」などが反対の意味合いになります。
「助長」の意味を簡単にいうと
「助長」は、物事の成長・発展を助けたり、ある傾向をいっそう強めたりすることです。また、『孟子』の故事に由来して、余計な手助けをして、かえって害することという意味もあります。
「助長」は悪い意味だけ?
いいえ。「不安を助長する」「混乱を助長する」のように悪い傾向を強める文脈でよく見かけますが、辞書には「国際交流を助長する」「想像力を助長する」のような、成長や発展を助ける用法も載っています。
つまり、「助長」そのものが必ず悪い意味なのではなく、何を助長するかによって評価が変わります。
「助長」と「促進」の違い
「促進」は、物事が早く進むよう働きかけることを広く表します。「助長」は、成長・傾向などをさらに強める意味合いがあり、特に好ましくない傾向について使われることも多い言葉です。
助長(じょちょう)の使い方

フリマアプリが盗難を助長している可能性があるんだって。

フリマアプリは便利なのにね。

悪いことを考える人ってどこにでもいるよね。

盗難品や転売品の売買ができないシステムを作らないとだめね。
助長(じょちょう)の例文
- 弊害を助長する。
- 国際交流を助長する取り組みを進める。
- 増税が購買欲の低下を助長する。
- そのテレビ番組は、いじめの助長につながるおそれがある。
- その事件は社会不安を助長した。
「助長する」は悪い意味?
「助長」は、「助長する」という表現で使われることがあります。
「助長する」には二通りの使い方があります。
「作物の発育を助長する」「世界平和を助長する」のように、その物事をさらに進めるという意味で使います。
また、「赤字公債の発行がインフレを助長する」「ともこちゃんが甘やかすから、健太くんの怠惰が助長する」というように、その物事が結果として、ある傾向をさらに著しくしてしまうことをいい、こちらは、多く悪い意味で使います。

















