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「承服」の意味と使い方や例文!「承服しかねる」のビジネスの使い方は?(類義語・対義語)

【二字熟語】
承服

「承伏」とも書く。

【読み方】
しょうふく

【意味】
承知して従うこと。承引。

【語源・由来】
「承」は「うけたまわる。ひきうける。」「服」は「つきしたがう。受け入れる。くだる。」

【類義語】
承諾、了承、受け入れる

【対義語】
不服

「承服しかねる」のビジネスの使い方は?

承服」は「承服しかねる」という表現でビジネスやニュースでよく使われる語です。

【例文】

  1. およそ承服しかねるとして、大阪高裁に控訴した。
  2. 政治生命を絶たれるに等しい重い処分で、承服しかねる
  3. 一方的なキャンセルは承服しかねる

このように使われます。

承服しかねる」は、「承知し従わない」という自分の意志を周りの人に伝える表現です。

会議などで受け入れがたい議案があった時、「認められません。」とストレートに発言すると軋轢が生じる可能性があります。

そういう時に「承服しかねます。」ということで、受け入れがたいという気持ちをオブラートに包んで伝えることができます。

承服」は、「承服しかねる」という否定の意味で使われることが多い語です。「受け入れることはできません。」というよりも丁寧なニュアンスを与える言い方です。「承服」はビジネスの場面で多く用いられ、普段の会話では「承知いたしました」「かしこまりました」を使うことが一般的です。

承服(しょうふく)の使い方

ともこ
健太くん。この案で良いかしら?
健太
承服しかねる。
ともこ
承服しないなら違う案を出してよ。
健太
違う案はすぐには出せないな。

承服(しょうふく)の例文

  1. いやいやながら承服する。
  2. その条件では承服しかねる。
  3. とてもじゃないがそんな大それた考えに承服することはできない。
  4. 自分で経験してみない事には承服する気にはならない。
  5. 王様の即位に承服しない貴族が多数いた。