言外の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
言外
【読み方】
げんがい
【意味】
ことばに出さないところ。
言葉だけじゃなくて、その人の気持ちや考えを読み取る力が大事やってことやな。
【語源・由来】
「言」は「こと。ことば。」外は「そと。そとがわ。ほか。よそ。」「言外」は「ことばに出さないところ」という意味。
【類義語】
暗示、含み、含意
言外(げんがい)の解説
「言外」という言葉は、直接口に出して言わないけど、その背後にある意味やメッセージを指すんだよ。話している人が言葉にはしていないけど、他の方法で伝えようとしていることがあるっていう意味なんだ。
例えば、「言外に匂わせる」っていう表現は、直接言葉で言わないけれど、何かをほのめかしたり、相手に気づいてほしいことをさりげなく示している状態を言うんだ。この場合、話す人は直接的には何も言っていないけれど、言葉の選び方や話し方、表情などで、実は別の意味を伝えようとしているよ。
また、「言外の意味」という表現はね、誰かが話しているときに、直接言葉としては出てこないけれど、その話の背後にある、もっと深い意味や本当に伝えたいことを指すんだよ。これは、言葉そのものよりも、その人の気持ちや、話の中の隠されたメッセージを理解することが大切だっていうことを示しているんだ。
だから、「言外」という言葉は、言葉にしなくても伝わるような、深い意味や感情を表現するときに使われるんだね。
言外(げんがい)の使い方
言外(げんがい)の例文
- メディアは言外にメッセージを伝えているようだった。
- 彼の表情が、もう話すことはないということを言外に告げていた。
- 言外に失敗したら君の責任だというおどしが含まれていた。
- もう帰りたいという気持ちが言外ににじみでていた。
- そろそろ仕事をしろという言葉が言外に語られていた。
言外の文学作品などの用例
「言外にある趣」とは?
「言外」を用いた語に「言外にある趣」という表現があります。
「言外にある趣」は「はっきり言葉に表さない趣」のことで和歌や俳句によく見られ「余情」「余韻」と同じ意味です。
言葉で直接表現しないけれど、読んだ人の心に残る何か特別な感動や雰囲気を表しているんだ。
和歌や俳句みたいな短い詩で、言葉越しに伝わってくる、心のほっこりするような余韻やな。言葉じゃないけど、心にしっかり響いてくるってことかいな。
また、「言外に匂わせる」という表現もあり、これは「ほのめかす」と同義で使われます。「言外にほのめかす」では二重表現となり間違いとなります。
言葉ではっきりと表現されていないけれど、話している人の本当の意図や気持ちが感じられる部分を言うんだ。