希望の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
希望
【読み方】
きぼう
【意味】
①あることの実現をのぞみ願うこと。また、その願い。
②将来に対する期待。また、明るい見通し。
③文法で、①の意を表す言い方。動詞に、文語では助動詞「たし」「まほし」、口語では助動詞「たい」などを付けて言い表す。
それと、言葉の使い方の話で、「〜したい」とか言う時の「たい」ってのも、希望を表す言い方の一つやってことやな。ほんまに言葉って奥深いわ。
【語源・由来】
「希」は「のぞむ。こいねがう。」
「望」は「ねがう。まちのぞむ。」
【類義語】
要求、要望、理想、期待、切望、願望
【対義語】
失望、絶望
希望(きぼう)の解説
「希望」という言葉には、2つの意味があるんだ。
1つ目の意味はね、ある事や物事の実現を心から望んで願うことを指すんだ。また、その願いや望みのことも指すんだよ。例えば、「みんなの希望を入れる」では、みんなが望むことを考えに入れるってことだね。また、「入社を希望する」は、ある会社に入りたいと強く望むことを言うんだ。
2つ目の意味では、将来に対する期待や、これからの明るい見通しのことを指しているんだよ。例えば、「希望に燃える」とは、将来への明るい期待や願いに心が満ち溢れているっていう意味になるね。そして、「希望を見失う」は、未来に対する明るい見通しや期待を失ってしまうことを言うよ。
3つ目の意味では、文法の中で、1つ目の意味、つまり何かを望むことを表現する言い方のことを言っているんだ。動詞に文語では助動詞「たし」「まほし」、口語では助動詞「たい」などを付けて、希望を表現するんだ。例えば、「行きたい」って言ったら、その人がどこかに行きたいと望んでいることを表現しているんだね。
さちなみに、「希望」は、「冀望」とも書くことができるんだ。これは、「希望」の意味と同じだよ。
だから、「希望」という言葉は、心の中で何かを実現したいと強く望んだり、将来に対する明るい期待や見通し、またはそれを表現する文法的な言い方を表しているんだね。
希望(きぼう)の使い方
希望(きぼう)の例文
- 就職ではなく進学を希望します。
- 新入生は希望に燃えている。
- 夢も希望もない。
- 自分の希望を述べる。
- この調子なら希望が持てる。
希望の文学作品などの用例
「希望」と「夢」の違いを解説
「希望」に似ている語に「夢(ゆめ)」があります。
「夢」は、
①睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。
②将来実現させたいと思っている事柄。
③現実からはなれた空想や楽しい考え。
④心の迷い。
⑤はかないこと。たよりにならないこと。
という意味です。
「希望」も「夢」も、「実現を待ち望むこと。また、将来への明るい見通し。」という意味です。
しかし「希望」は、「夢」にくらべて、すぐに実現が可能であることに対して使われることが多いです。
また、「ご希望」の形で使われ、ほしい、してもらいたいという意味で使われる点が「夢」と違います。
さらに「夢」は、睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像をいう点が「希望」と違います。
一方、「夢」は、将来達成したい目標や願いを含みながら、現実離れした空想や楽しい考えも含まれるんだよ。
で、「夢」は、「あれやりたい!これなりたい!」っていう、未来の大きな目標やね。でも、その夢は現実からちょっと離れてることもあるから、大きな夢を描くこともできるんやな。夢は自由やから、楽しいこと思い描けるのがええわぁ!
二つ目は、未来に対して明るい期待や見通しのことを言うんだ。そして三つ目は、文法の話で、動詞に助動詞を付けて、第一の意味、つまり「願う」ことを表現する言い方があるんだ。