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「自由」の意味と使い方や例文!「自在」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
自由

【読み方】
じゆう

【意味】
①自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。
②勝手気ままなこと。わがまま。
③哲学で、消極的には他から強制・拘束・妨害などを受けないことをいい、積極的には自主的、主体的に自己自身の本性に従うことをいう。つまり、「…からの自由」と「…への自由」をさす。
④法律の範囲内で許容される随意の行為。

【語源・由来】
「自」は「みずから。自分の。自分で。」
「由」は「そこから出てくる。よる。」

【類義語】
勝手、フリー

【対義語】
束縛、窮屈、統制、制約、強制、制約、制限、不自由、監禁、責任、規制

自由(じゆう)の使い方

ともこ
健太くん。それ勝手に食べていいの?
健太
自由にどうぞって書いてあるよ。
ともこ
本当だ。私もいただこう。
健太
無料だとなおさらおいしく感じるよね。

自由(じゆう)の例文

  1. 誰でも自由に参加できます。
  2. 自由の女神は、自由を象徴する女神として知られています。
  3. 自由気ままに暮らす。
  4. 年をとって、身体の自由がきかなくなった。
  5. 好きなだけ自由に取ってください。

「自由」と「自在」の違いは?

自由」を用いた語に「自在(じざい)」があります。

自在」は、
①意のままであること。自分の思うとおりにできること。また、そのさま。
②「自在鉤 (かぎ) 」の略。
③「自在天」の略。

という意味です。

自在」は、元々は仏教用語で、心が煩悩の束縛から解放されて「自由」となり、何ごとでも思うがままになしうる能力をいいます。

自在」も「自由」も、「自在な行動を許す」「自由な行動を許す」というように、束縛や制約がなく、自分の思うままという意味は同じです。

しかし「自在」は、「伸縮自在」「自在に操る」のように、主に、意のままにするという意味で使われ、「自由」は、「自由を謳歌する」のように、思うままにふるまうことをいいます。

自由」と「自在」を用いた四字熟語「自由自在」があり、「思いのまま。心のままにふるまうようす。」という意味です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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