姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「従順」の意味と使い方や例文!「素直」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
従順

【読み方】
じゅうじゅん

【意味】
性質・態度などがすなおで、人に逆らわないこと。おとなしくて人の言うことをよく聞くこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「従」は「つきしたがう。」
「順」は「したがう。すなお。」

【類義語】
素直、真面目、恭順

【対義語】
反抗的、強情、頑強、反抗、反乱、謀反

従順(じゅうじゅん)の使い方

健太
猫は人気があるよね。
ともこ
従順じゃないところがいいんですって。
健太
ツンデレなところが良いの?僕もツンデレになろうかな。
ともこ
健太くんがツンデレになったところでもてないわよ。

従順(じゅうじゅん)の例文

  1. 従順なふりをして最後に出しぬいた。
  2. 彼は従順な家臣だ。
  3. おとなしく従順な犬が飼いたい。
  4. しつけが良くて従順な子だ。
  5. 親に従順だった健太くんに遅い反抗期が来た。

「従順」と「素直」の違いは?

従順」に似ている語に「素直(すなお)」があります。

素直」は、
①ありのままで、飾り気のないさま。素朴。
②性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。
③物の形などが、まっすぐで、ねじ曲がっていないさま。
④技芸などにくせのないさま。
⑤物事が支障なく、すんなり進行するさま。

という意味です。

従順」は、態度や性質が「素直」なことをいうので、「従順」と「素直」は似たような使い方をされます。

しかし、「素直」は、心が純粋であることを前提にした語です。

対して「従順」は、逆らうことなく言われるがまま従うことをいう点が違います。