愛情の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
愛情
【読み方】
あいじょう
【意味】
①深く愛し、いつくしむ心。
②(性愛の対象として)特定の相手を恋い慕う心。
たとえば、「愛情を注ぐ」とか「ひそかな愛情をいだく」というように使うんやな。これは、自分の心の中で感じる深い愛や、恋愛感情を表す言葉なんやで。
【語源・由来】
「愛」は「かわいがりいつくしむ。思いこがれる。いとおしいと思う気持ち。」
「情」は「物事に感じて起こる心の動き。気持ち。」
【類義語】
慈愛
【対義語】
憎悪、無関心
愛情(あいじょう)の解説
「愛情」っていう言葉は、大切な人に対する深い愛し方や、優しく思いやる気持ちを表しているんだよ。
その一つ目の意味は、誰かを深く愛して、大切にする心を言うんだ。たとえば、親が子供に対して、いつも大切に思って、たくさんの愛情を注いで育てるような感情を表すよ。親は子供を愛して、いつも子供のことを考えて、子供のために一生懸命になるよね。それが「愛情を注ぐ」っていう表現だよ。
二つ目の意味は、特定の人に対して、恋愛の感情を持つことを指すんだ。例えば、クラスのあの子がすごく好きで、その子に対して、ひそかに恋愛の気持ちを持っているような状態を「ひそかな愛情をいだく」と言うんだよ。
だから、「愛情」っていう言葉は、大切な人への深い愛情や、恋愛の感情を表す言葉なんだね。
愛情(あいじょう)の使い方
愛情(あいじょう)の例文
- ともこちゃんに愛情を抱く。
- 仕事に愛情をこめる。
- 愛情をこめて娘の洋服を縫う。
- 日本人は、比較的愛情表現が苦手だと言われている。
- 子供たちに惜しみない愛情を注ぐ。
愛情の文学作品などの用例
- ・・・は結婚後、僕等の間の愛情が純粋なものでない事を覚った時、一方僕の・・・ 芥川竜之介「開化の良人」
- ・・・渡に対して持っている愛情を、わざと誇張して話して聞かせる。しかも・・・ 芥川竜之介「袈裟と盛遠」
- ・・・ような事を、母らしい愛情に満ちた言葉でいって、何か衣裳らしいもの・・・ 有島武郎「クララの出家」
「愛情」と「愛」「恋愛」の違いを解説
「愛情」に似ている語に「愛(あい)」「恋愛(れんあい)」があります。
「愛情」と「愛」の違いは?
「愛」は、
①親子・兄弟などがいつくしみ合う気持ち。また、生あるものをかわいがり大事にする気持ち。
②(性愛の対象として)特定の人をいとしいと思う心。互いに相手を慕う情。恋。
③ある物事を好み、大切に思う気持ち。
④個人的な感情を超越した、幸せを願う深く温かい心。
⑤キリスト教で、神が人類をいつくしみ、幸福を与えること。また、他者を自分と同じようにいつくしむこと。→アガペー
⑥仏教で、主として貪愛 (とんあい) のこと。自我の欲望に根ざし解脱 (げだつ) を妨げるもの。
という意味です。
「愛情」は、主に、肉親や恋人に対して使われます。
対して「愛」は、「愛国心」「郷土愛」のように、広く抽象的な対象にも使われる点が違います。
しかし、「愛」は、親子や兄弟の間の感情や、特定の人を好きになる感情、さらには物事への好きな気持ちまで、とても広い範囲で使われるんだ。また、キリスト教や仏教のような宗教的な文脈でも使われるよ。
一方、「愛情」は、主に親や恋人に対する温かな気持ちを指すことが多いんだ。
でも、「愛情」はもっとピンポイントやで。親や恋人へのやさしい感じやな。これなら、なんでも愛せる「愛」と、人に向けてのやさしい「愛情」の違いがわかるで。
「愛情」と「恋愛」の違いは?
「恋愛」は、「特定の人に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。また、互いにそのような感情をもつこと。」をいいます。
「愛情」も「恋愛」も、男女間で、特別に特定の相手のことを思い慕うことをいいます。
しかし「愛情」は、性愛の対象としてではなく、他者を深く愛し、いつくしむ心という意味がある点が「恋愛」と違います。
しかし、それらは少し異なるんだ。恋愛は、特定の人への愛情が深まって、その人を特別に愛し慕う状況を指すよ。
これに対し、「愛情」は、性愛の対象としてではなく、他者を深く思いやり、大切に扱う心を示すんだ。
でも、「愛情」はちょっと違うで。性的なことは別にして、人を深く思いやって、大事にする心を言うんや。なるほど、この違いは大事やな。
二つ目は、特定の相手を性愛の対象として深く愛する心情を表すんだ。