完結の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
完結
【読み方】
かんけつ
【意味】
続いていた物事などがすっかり終わること。また、終わってまとまること。
あんなに長かったドラマや映画も、最後は完結するわけや。終わりがあるからこそ、ストーリーが盛り上がるんやな、これは。
【語源・由来】
「完」は「やり遂げる。全うする。」
「結」は「しめくくる。終わりになる。」
【類義語】
終了、完了
【対義語】
未完
完結(かんけつ)の解説
「完結」という言葉は、何かが続いていたものがちゃんと終わること、またはきちんとまとまることを指す言葉なんだよ。
例えば、テレビで放送されていた連続ドラマが最後の話で終わるとき、そのドラマは「完結する」って言うんだ。全ての話が終わって、ストーリーが一つの結末に達した状態になるわけだね。
「完結編」というのは、物語やシリーズの最後を飾る部分、つまり、すべてが終わりに向かっていく話や章のことを指すよ。たとえば、映画や本がいくつかのパートに分かれていて、その最後の部分が「完結編」なんだ。
また、「自己完結」というのは、一人で全部終わらせる、または、他の人や事に依存しないで何かが完全に終わる状態を指すよ。これは、自分自身の力だけで何かを成し遂げたり、解決したりする場合に使う表現だね。
だから、「完結」という言葉は、何かがちゃんと終わったり、まとまったりすることを表しているんだね。
完結(かんけつ)の使い方
完結(かんけつ)の例文
- 完結編ですべての伏線が回収された。
- すでに完結した物語を再編集して、新しい可能性を切り開く。
- 打ち切りではなく、ちゃんと完結させたい。
- 連載漫画だけれども、一話一話で完結しているので、途中からでも楽しめる。
- 15年続いたドラマが完結した。
完結の文学作品などの用例
-
・・・その小説が載ってから完結になる迄に前後十九通、「あれでは困る、新・・・ 泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」
「完結」と「簡潔」「完了」の違いを解説
「完結」と同じ読み方の語に「簡潔」、似ている語に「完了(かんりょう)」があります。
「完結」と「簡潔」の違いは?
「簡潔」は、「簡単で要領を得ているさま。手みじかではっきりしているさま。」という意味です。
すっかり終わることをいう「完結」とは同じ読み方ですが、意味は違います。
一方、「簡潔」とは、何かがシンプルで、要点だけをしっかりと伝えるさまを表しているよ。
ほんで、「簡潔」は、もっとシンプルでストレートに物事を伝えることやろ?「あの人、話が簡潔でええわ」とか言う時に使うんやな。短くて分かりやすい感じか。似てるけど、使う場面や意味が違うんやな。
「完結」と「完了」の違いは?
「完了」は、
①物事が完全に終わること。また、完全に終えること。
②文法で、動作・状態がすでに終了していること、また、その結果が現在まで実現している状態にあることなどを表す言い方。動詞に、文語では助動詞「つ」「ぬ」「たり」「り」、口語では助動詞「た」などを付けて表す。ヨーロッパ諸語では、基準となる時の違いに応じて、現在完了・過去完了・未来完了などの区別のあるものがある。
という意味です。
「完結」も「完了」も、完全に終わることをいいます。
しかし「完了」は、主に、準備や作業などが完全に終わることをいいます。
対して「完結」は、「連載が、ついに完結をむかえる」のように、終了して、一つのまとまったものとなることをいう点が違います。
一方で、「完了」は、物事が完全に終わったことを指す。そして、文法の意味も持っていて、動作や状態が終わったことを示す表現として使われることもあるんだ。
それに対して、「完了」は、なんかの作業やタスクが全部終わった時に使う感じか。「掃除が完了したで!」みたいな。それに、文法の話とかになると、「完了形」っていうのがあって、もう終わったことを言う時に使うんやね。つまり、似てるけど、少し違うニュアンスがあるんやな。