闊歩の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
闊歩
【読み方】
かっぽ
【意味】
①大またで堂々と歩くこと。
②いばって思うままに行動すること。
そして、二つ目は、「俺が主役やで!」っていばって行動してるみたいな感じやな。歩き方も行動も、自分に自信があって堂々としてる人を指すんやな。
【語源・由来】
「闊」は「本筋や中心からそれている。かたよる。」
「歩」は「あるく。あゆむ。足の運び。」
【類義語】
横行、跋扈、肩で風を切る
【対義語】
謙虚、敬虔、恭謙
闊歩(かっぽ)の解説
「闊歩」という言葉には、2つの意味があるんだよ。
まず一つ目は、物理的に「大またで堂々と歩くこと」を指すよ。つまり、足を広く開いて、自信満々に、堂々と歩く様子を表すんだね。例えば、「大道を闊歩する」っていう表現は、大きな通りや広い場所で、自信に溢れて堂々と歩くイメージだよ。
二つ目の意味は、もっと抽象的で、「いばって思うままに行動すること」を指すんだ。この場合は、文字通りの「歩く」ではなく、もっと広い意味で、何かを自由自在に、自分の思い通りにする様子を表現しているよ。例えば、「政界をわが物顔に闊歩する」という表現では、政治の世界で自分がとても影響力があり、何をするにも制限がないといばっている人を指しているね。
この「闊歩」っていう言葉は、自信や堂々とした態度、あるいは少しの傲慢さやいばりが含まれることが多いんだ。だから、この言葉を使うときは、その人が物事を自分の思い通りに進めている、もしくはそう見えるときによく用いられるんだよ。
要するに、「闊歩」とは、見た目や行動において自信や優越感があると感じられるような状況を表す言葉だね。物理的に堂々と歩いている場合もあれば、比喩的に「思うままに行動している」という意味でも使われるよ。
闊歩(かっぽ)の使い方
闊歩(かっぽ)の例文
- 金権をもって政界を闊歩する。
- 犯人は今もこの屋敷内を闊歩している。
- 外国の人は、日本にはまだ武士が闊歩していると考えている。
- 恐竜が闊歩していた時代に行ってみたい。
- 文壇を闊歩する。
闊歩の文学作品などの用例
「横行闊歩」とは?
「闊歩」を用いた語の一つに「横行闊歩(おうこうかっぽ)」があります。
「横行闊歩」は、「自由気ままに大手を振って歩くこと。また、ほしいままに振る舞うこと。」という意味です。
つまり、何の遠慮もなく、ほしいままに振る舞う様子を表現している言葉だよ。
気にせず、大手を振って歩くようなもんか。まあ、ある意味でかっこいいかもしれんけど、やりすぎはアカンよな。大事なのは、バランスやろ!
【例文】
・あまり車夫が猿股をつけて天下の大道を我が物顔に横行闊歩するのを憎らしいと思って(夏目漱石、吾輩は猫である)
二つ目は、自分の意志で堂々と、または威張って行動することを言うんだよ。