「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「時価」の意味と使い方や例文!寿司屋の時価とは?(類義語)

【二字熟語】
時価

【読み方】
じか

【意味】
その時の商品としての価格。

【語源・由来】
「時」は「ある一定のとき。そのとき。おり。」
「価」は「物の値段。あたい。」

【類義語】
市価、闇値

時価(じか)の使い方

ともこ
これが時価数千億円といわれる宝石ね。
健太
数千億って想像もつかないよ。
ともこ
一生かかっても使いきれないかもしれなわね。
健太
この宝石の持ち主がうらやましいよ。

時価(じか)の例文

  1. 時価に換算すると五億円くらいだ。
  2. 絵を時価で売る。
  3. このダイヤモンドは時価100万円くらいかな。
  4. ゴルフ会員権は時価で売買される。
  5. 当時は安かっただろうが、時価ではかなりの資産だろう。

寿司屋の時価とは?

回転すしではない寿司屋では、「時価」と書いてあることが多いです。

日頃から予算を気にしない人ならいざ知らず、一般庶民は「時価」の寿司がいくらなのか気になります。

寿司屋が「時価」である大きな理由は、その日の捕獲量や魚の質で、価格が大きく変動するためです。

年間を通じて安定的に供給される魚は値動きが少ないため「時価」でないことが多いです。

時価」の寿司屋は、必要な量である最小限の仕入れしか行いません。

また、「時価」の寿司屋では、板前さんが市場に行き目利きで仕入れるため、仕入れは日々変動し、仕入れ値も同時に変動します。

なので寿司屋には「時価」があります。

回転すしなど大手チェーンは店舗数が多いため、一度に大量の仕入れを行う、複数の仕入れ先を活用するといった工夫で価格を抑えています。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。