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「自虐」の意味と使い方や例文!「卑下」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
自虐

【読み方】
じぎゃく

【意味】
自分で自分をいじめ苦しめること。

【語源・由来】
「自」は「みずから。自分の。自分で。」
「虐」は「むごい扱いをする。」

【類義語】
卑下、卑屈

【対義語】
慈愛

自虐(じぎゃく)の使い方

健太
ともこちゃん。一緒に動物園に行こうよ。
ともこ
嫌よ。
健太
どうせ僕なんかと動物園に行ってくれる人なんていないんだ。
ともこ
自虐的になるのはやめてよ。動物園より水族館が好きなだけよ。

自虐(じぎゃく)の例文

  1. 自虐的な態度をとる。
  2. 健太くんは自虐的性格だ。
  3. 自分で自分に苦痛を与えるとは自虐行為だ。
  4. 自らのスキャンダルを自虐ネタにして笑いに昇華した。
  5. 自虐的な笑みを浮かべた。

「自虐」と「卑下」の違いは?

自虐」に似ている語に「卑下(ひげ)」があります。

卑下」は、
①自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。
②いやしめて見下すこと。また、そのさま。

という意味です。

自虐」は、自分で自分をいじめ苦しめることをいいます。

笑いをとれる「自虐ネタ」ならいいのですが、それ以外の「自虐」は見苦しいものです。

対して「卑下」は、自分を劣ったものと評価することをいうので、自分のことを悪く言う「自虐」とは意味が違います。

卑下」は、へりくだった言い方なので、過剰でなければ「自虐」のように人に不快感を与えることはありません。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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