- 二字熟語
- 滋味
- 読み方
- じみ
- 意味
- 栄養があって味がよいこと・そのような食べ物。また、豊かで深い精神的な味わい。
- よく使う形
- 滋味深い/滋味に富む/滋味がある/滋味を感じる
- 似た言葉
- 美味、佳味、味わい、趣など(文脈による)
「滋味」の意味
「滋味」には、大きく二つの意味があります。
- 食べ物について:栄養があり、味もよいこと。また、そのような食べ物
- 比喩的な意味:文章・作品・話などに感じられる、豊かで深い精神的な味わい
「滋味」は、食べ物なら栄養があって味がよいことを表します。
「おいしい」だけじゃなくて、体を養う感じや、じっくり味わう深みまである言葉なんだニャン。
「滋味深い」とは
「滋味深い」は、滋味が豊かで、じっくり味わうほど深みを感じるさまを表します。
| 使う対象 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 料理・食材 | 栄養があり、味わいが豊か | 滋味深い煮物、滋味深いスープ |
| 文章・随筆 | 読み返すほど奥深い味わいがある | 滋味深い文章 |
| 演技・作品・話 | 派手さだけではなく、静かな深みや豊かさがある | 滋味深い演技、滋味深い語り |
したがって、「滋味深い=単においしい」ではありません。 食べ物以外にも使えることが、この表現の大切なポイントです。
「滋味」と「美味」の違い
| 言葉 | 意味の中心 | 食べ物以外にも使えるか |
|---|---|---|
| 滋味 | 栄養があり味がよいこと/豊かで深い精神的味わい | 使える |
| 美味 | 食べ物の味がよいこと | 通常は食味について使う |
食べ物の場面では意味が重なることがありますが、滋味には「栄養になること」と「精神的な深い味わい」という語義があるため、単純に美味と同じとはいえません。
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食べ物以外の「滋味」
「滋味」は、文章・随筆・演技・語り・作品などを評価するときにも使えます。
この場合は、食べ物の栄養ではなく、触れるほどに感じられる深い味わい、心を豊かにするようなよさを表します。
- 滋味のある文章:派手ではなくても、読み返すほど深みがある文章
- 滋味あふれる随筆:人生経験や観察がにじみ、味わい豊かな随筆
- 滋味深い演技:細かな表現に深みが感じられる演技
- 滋味のある話:聞くほどに内容の豊かさを感じる話
「滋味」の使い方
- 滋味に富む:滋味が豊かにある
- 滋味がある:味わい・深みがある
- 滋味を感じる:豊かな味わいを感じ取る
- 滋味深い:滋味が豊かで奥深い
- 滋味あふれる:滋味が十分に感じられる
「滋味」の例文
- 旬の野菜を使った、滋味に富む料理だった。
- 簡素な味付けだが、かむほどに滋味を感じる。
- この随筆には、読み返すたびに感じられる静かな滋味がある。
- 落ち着いた演技が、作品に豊かな滋味を添えている。
- 経験に裏打ちされた語りには、独特の滋味が感じられた。
- 派手さはないが、素材のよさが生きた滋味深い一皿だった。
「滋味」のよくある質問
「滋味」の読み方は?
「じみ」と読みます。
「滋味深い」とは簡単にいうと?
食べ物なら栄養と味わいが豊かであること、文章や作品ならじっくり味わうほど深みが感じられることです。
「滋味深い」は食べ物にしか使えませんか?
いいえ。文章・随筆・演技・作品・語りなどにも使えます。この場合は、精神的な豊かさや奥深い味わいを表します。
「滋味」と「美味」は同じですか?
同じではありません。「美味」は食べ物の味のよさが中心ですが、「滋味」は栄養があることや、比喩的な深い味わいまで表せます。
「滋味」と「地味」は関係がありますか?
読みは同じ「じみ」ですが、別の言葉です。「地味」は飾り気が少なく目立たないことなどを表します。詳しくは「地味」の解説をご覧ください。
「滋味深い味わい」は間違いですか?
意味は通じますが、「滋味深い」自体に豊かな味わいという意味が含まれるため、文脈によっては「滋味深い料理」「滋味に富む味わい」などの方がすっきりします。
参考にした辞典
- 小学館『デジタル大辞泉』
- 小学館『精選版 日本国語大辞典』
食物についての語義と、比喩的な精神的味わいの語義を分けて整理しています。
サイトと同じ博士・助手ねこの世界観で学べる『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)の紹介ページもご覧ください。

















