安逸の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
安逸
「安佚」とも書く。
【読み方】
あんいつ
【意味】
気楽に過ごすこと。何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと。また、そのさま。
なるほど、それはつまり、「のんびり過ごす」や「ぶらぶらと遊ぶ」っていう意味があるんやな。何もせんで、ほんまに気楽に生活すること、また、そんな様子を表す言葉やな。
けどな、あんまり安逸に過ごしすぎると、やるべきことが後回しになることもあるから、適度にはがんばらなあかんで。
【語源・由来】
安心し楽しむ意。
【類義語】
自適
【対義語】
奔走、苦労
安逸(あんいつ)の解説
カンタン!解説
「安逸」という言葉は、「気楽に過ごすこと」や「何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと」を指すんだ。つまり、何の困難や悩みもなく、のんびりと楽に生活することを表す言葉だよ。また、この言葉は形容動詞としても使われ、そのような生活を送っている様子を表すこともあるよ。
例えば、「安逸をむさぼる」は、楽な生活を極度に求めて満足しようとする様子を示しているね。「安逸な日を送る」は、何も悩み事がなく、気楽に過ごす日々を過ごしているという意味だよ。
ただし、あまりに安逸な生活を送ると、自己成長が止まったり、他人からの評価が下がったりする可能性もあるから、バランスが大切だね。
安逸(あんいつ)の使い方
健太くん。両親が元気で財産があるからって、安逸をむさぼっていてはいけないと思うわ。
恵まれたこの境遇を謳歌しないと損だと思うんだ。
両親だって財産だって、いつまでもあると思ってはいけないのよ。
大丈夫だよ。両親には立派な主治医がついているから。
安逸(あんいつ)の例文
- 私は、日々の安逸な暮らしに満足しています。
- 父から勘当され、安逸な生活を続けることが不可能になりました。
- 冬の陽だまりのような安逸をむさぼり続ける。
- 苦労よりも安逸さを選ぶ若者が増えています。
- 怠惰で安逸な日々から抜け出した。
安逸の文学作品などの用例
- ・・・子を作り、財を貯え、安逸なる一町民となるも、また人生の理想である・・・ 伊藤左千夫「浜菊」
- ・・・、心にブルジョアの、安逸と怠惰の念が抜けきらないからです。私達、・・・ 小川未明「民衆芸術の精神」
- ・・・て雲はなにかそうした安逸の非運を悲しんでいるかのように思われるの・・・ 梶井基次郎「蒼穹」
「安逸をむさぼる」とは?
「安逸」を用いた表現の一つに「安逸をむさぼる」があります。
「安逸をむさぼる」の「むさぼる」とは、ここでは、「飽きることなくほしがる。また、際限なくある行為を続ける。」という意味です。
「安逸をむさぼる」とは、何もしないで遊び暮らし続けるという意味です。
「安逸をむさぼる」という表現は、何もしないで遊び続ける、つまり楽な生活を過度に追求することを意味するんだよ。
なるほどな、それはつまり、「のんびりと遊び暮らす」ことを求めてやまないってことやな。
楽を求めて、必要なことを怠ってしまうという意味もあるやろな。でもな、楽ばっかり追求しとると、大事なことを忘れることもあるから、バランスが大事やで。
【例文】
- 現実に目を向けないで、いつまでも安逸をむさぼっていると、いつか大変な目に遭う。
- 長い平和に慣れ、安逸をむさぼっていた。
また、そういう過ごし方そのものを指すこともあるよ。