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「愛用」の意味と使い方や例文!「愛顧」との違いは?(類義語・対義語)

愛用の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
愛用

【読み方】
あいよう

【意味】
好んでいつも使用すること。使いつけること。

二字熟語の博士
「愛用」という言葉は、何かを特に気に入って、いつもそれを使い続けることを指すんだよ。
助手ねこ
つまり、自分のお気に入りのものをいつも使うことやな。そんなに気に入って、どうしても他のものには変えられへんくて、いつもそのものを使うことを言うんやな。

例えば、お気に入りのお箸をいつも使うとか、一番好きな絵の具をいつも使うとかそんな感じかな。

【語源・由来】
「愛」は「対象を気に入って楽しむ。」
「用」は「使う。もちいる。」

【類義語】
公用、共用、専用、常用

【対義語】
嫌悪

愛用(あいよう)の解説

カンタン!解説
解説

「愛用」っていうのは、うーん、どう説明すればいいかな。そうだ!たとえば、あなたが大好きなおもちゃがあって、それを毎日遊ぶとするね。そのおもちゃを「愛用」しているって言うんだよ。つまり、「愛用」っていう言葉は、自分が好きでいつも使っているもののことを指すんだ。

例えば、「故人が愛用した品」って言ったら、その人が生きているときによく使っていたもの、つまりその人が好んで使っていたものを指しているんだよ。だから、「愛用」は自分の好きなものをいつも使う、という意味があるんだよ。

愛用(あいよう)の使い方

ともこ
健太くん。万年筆を持っているの?
健太
おじいちゃんが愛用していた万年筆なんだ。
ともこ
おじいちゃんの形見なのね。
健太
おじいちゃんは健在だよ。

愛用(あいよう)の例文

例文
  1. 広辞苑は、愛用の辞書です。
  2. 布製のバッグを愛用しています。
  3. 女優が愛用しているというと、一瞬で売り切れる。
  4. 30年ずっと使い続けている愛用のカメラです。
  5. 愛用の自転車が盗まれた。

愛用(あいよう)の文学作品などの用例

  1. ・・・へ登城する毎に、必ず愛用の煙管を持って行った。当時有名な煙管商、・・・ 芥川竜之介「煙管」
  2. ・・・万年筆は絶えず愛用せられたが、インキは何時もセピアのドローイング・・・ 内田魯庵「温情の裕かな夏目さん」
  3. ・・・やBの売薬を何となく愛用している私は、いもりの黒焼の効能なぞには・・・ 織田作之助「大阪発見」

「愛用」と「愛顧」の違いは?

愛用」に似ている語に「愛顧(あいこ)」があります。

愛顧」は、「目をかけ引き立てること。引き立てられる側からいう語。ひいき。」という意味です。

愛用」は、「愛して用いる」、「愛顧」は、「愛して顧みる」という意味です。

愛用」は、好んで使うことをいい、物に対して使います。

対して「愛顧」は、目をかけ引き立てることをいい、引き立てられる側が言う語なので意味が違います。

二字熟語の博士
「愛用」と「愛顧」、これらは確かに似ているようで、少し異なる意味があるんだ。”愛用”とは、特定のアイテムやサービスを好んで何度も利用することを言うんだ。例えば、お気に入りのペンを常に使うとか、お店をリピートするなどだね。

一方、「愛顧」はもう少し特殊な状況を示す。これは、ある人や組織が特定の人々や事物を特別に気にかけて、引き立てたり支援したりすることを指すんだ。それは、お店がリピートのお客さんを大事に扱うとか、教師が特定の生徒を引き立てるなどと言った状況で使われる。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「愛用」は自分が何かをずっと使ってること、一方「愛顧」は他の人や組織が自分を特別扱いしてくれることやな。

つまり、「愛用」は自分から出る行動、一方「愛顧」は他人から受ける行動ってことやな。ややこしいけど、この違いを覚えときゃ、日常会話でも文章でも使い分けられるで!