一挙の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一挙
【読み方】
いっきょ
【意味】
①1回の行動、動作。一つの企て。
②(多くあとに「に」を伴って副詞的に用いて)一度にかためて物事をやること。ひといき。いっぺん。
③(「一挙して」の形で)すみやかに物事がはかどること。
あるいは、「物事がスパッと進んでいく」って意味もあるんや。つまり、「一回の行動で何かを成し遂げる」や、「サクッと物事が進む」ってことを言うんやな。
【語源・由来】
「一」は「数の名。ひとつ。」
「挙」は「事を起こす。起こした事柄。」
【類義語】
一気に、一息に
【対義語】
漸次、段々、次第に
一挙(いっきょ)の解説
「一挙」っていう言葉は、一つの行動や動作のことを指すんだよ。一度の取り組みや一つの試みとも言えるね。
また、「一挙に」っていう表現は、一度の行動で何かを一気に達成する、または一つの行動で複数の目標を同時に達成することを表すよ。たとえば、「一挙に仕上げる」っていうときには、一度の努力で全てを終わらせることを言っているんだ。「一挙に劣勢を挽回する」は、一つの行動で不利な状況を一気に改善する、という意味になるよ。
「一挙して」っていう表現もあって、これは物事がすぐに、または効率よく進むことを示すんだ。例えば、「自分は実に一挙してその本塁に迫ったような心地がしたので」〈花袋・春潮〉という文は、自分が効率よく、速く目標に近づいているような感じがした、という意味になるね。
だから、「一挙」っていう言葉は、一つの行動や、一度の取り組みで大きな成果を出すこと、または物事がスムーズに進むことを表すんだよ。
一挙(いっきょ)の使い方
一挙(いっきょ)の例文
- 健太くんの一挙一動が全生徒に注目されています。
- HPで、今までの放送を一挙配信します。
- 今まで自分の気持ちを誤魔化してきたが、虚しさが一挙に押し寄せてきました。
- 映画のメインキャストが一挙に公開されました。
- 名誉も金も手に入れる、一挙両得な作戦だ。
一挙の文学作品などの用例
「一挙」と「一気」の違いを解説
「一挙」に似ている語に「一気(いっき)」があります。
「一気」は、「ひといき」の意の漢語的表現で、休まずに立て続けにするさまをいいます。
対して「一挙」は、一度にまとめて物事をすることをいいます。
「一気」と「一挙」は似ていますが、意味が違います。
#ことわざ博士 「一挙」と「一気」、この二つの言葉は、しばしば混同されることがあるね。それぞれの基本的な意味は少し異なるんだ。
一方、「一気」は、「ひとつ息をする」または「一度に物事を完了させること」を意味する言葉だよ。「一気に飲む」や「一気に走る」のように、何かを一度に、または非常に速やかに完了させる状況を表すのに使われることが多いんだ。
一方の「一気」は、一息で何かを終わらせる、という意味やな。一気に飲み干すとか、一気に読み終えるとかの使い方が多いわけやな。つまり、「一挙」は一つの行動や計画を指すことが多いけど、「一気」は速さや一息で終わらせることを強調するわけやな。
また、一度に色々なことをまとめてやること、または物事がスムーズに進行する様子をも表しているんだ。