一掃の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一掃
【読み方】
いっそう
【意味】
① すっかり払いのけること。一度に払い去ること。
② 野球で、出塁中のランナー全員をホームインさせること。
野球で言うところの、出塁してる選手全員をゴールさせて、完全にベースを空にするんやな。一気に何かを終わらせる、っていう感じやな。
【語源・由来】
「一」は「一度に。すべて。」
「掃」は「はらう。とりのぞく。」
【類義語】
払拭、掃滅
一掃(いっそう)の解説
「一掃」っていう言葉はね、何かをすっかりなくす、または一度に取り除くっていう意味なんだよ。
例えば、「悪習を一掃する」って言うときは、悪い習慣や慣例をすっかり無くす、完全になくすという意味になるんだ。「不安を一掃する」は、心の中にある不安や心配事を全部なくす、完全に消すっていう意味だよ。
あとね、野球の試合で「走者一掃の二塁打」って言ったら、その打者が二塁打を打って、すでに塁上にいたランナーたち全員がホームイン、つまり得点できた状況を指すんだよ。これも「一掃」の意味で、一度にすべてのランナーをホームベースまで進めてしまう、つまりすっかり塁からランナーを無くす、という意味になるんだよね。
だから、「一掃」っていう言葉は、何かを完全になくす、取り除く、または一度にすべてを達成するといった状況を表すときに使うんだよ。
一掃(いっそう)の使い方
一掃(いっそう)の例文
- 世界から暴力を一掃するためにSNSで声を上げる。
- 健太くんは、9回の裏で、走者一掃の三塁打を打った。
- 今日はデパートの冬物一掃セールに行く予定です。
- 政治の力で国民の不安を一掃したい。
- 定期的に、富士山のごみ一掃運動を行っています。
一掃の文学作品などの用例
「一掃」と「一蹴」の違いを解説
「一掃」に似てる語に「一蹴(いっしゅう)」があります。
「一蹴」とは、
①けとばすこと。
②すげなくはねつけること。
③簡単に相手を負かすこと。
という意味です。
対して「一掃」は、払いのけることをいいます。
なので、はねつけるという意味の「一蹴」とは、意味が異なります。
一方、「一蹴」は、ちょっと強い感じで、相手を軽く扱って簡単に倒す、はねつけるという意味があるんだ。相手を見下して、あっという間に負かすことを「一蹴する」って言うんだよ。
「一蹴」はな、軽くあしらう感じやな。ちょっと大きな口を利いて、簡単に相手をふっ飛ばす、そんな感じやで。自分が相手よりも断然上手で、相手をあっさりと負かすってことやな。
どちらも一回の行動で結果を出すんやけど、「一掃」は掃除のように全部片付ける感じ、それに対して「一蹴」はちょっと相手を見下して、一発でふっ飛ばす感じやな。
野球では、出塁中のランナー全員をホームインさせるという意味でも使われるんだ。