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「達観」の意味と使い方や例文!「達観してる人」とはどんな人?(類義語)

【二字熟語】
達観

【読み方】
たっかん

【意味】
①広く大きな見通しをもっていること。遠い将来の情勢を見通すこと。
②目先のことや細かなことに迷わされず、真理・道理を悟ること。俗事を超越し、さとりの境地で物事にのぞむこと。

【語源・由来】
「達」は「なしとげる。果たす。すぐれる。物事によく通じる。」
「観」は「かんがえる。ものの見かた。考え方。」

【類義語】
悟り、諦観、俯瞰、通覧、解脱、超越

【対義語】
執着

「達観してる人」とはどんな人?

達観」は、「達観してる人だ。」というように使われる場合があります。

達観してる人」は悟りの境地にいる人のことをいいます。

達観してる人の特徴】

  1. 欲がない。
  2. 感情を無駄に表にださない。
  3. くよくよ悩まない。
  4. 群れずに一人でいる。
  5. 堂々としている。
このことから、「達観してる人」は冷静沈着な人であるともいえます。

達観(たっかん)の使い方

ともこ
健太くんは冬山登山もするんでしょう?怖くないの?
健太
生命あるものは簡単に失われることがあると達観しているからね。達観しているからこそ見える山からの情報っていうのがあって、それが面白いんだよ。
ともこ
へえ。山登りは奥が深いのね。
健太
そうだよ。だからやめられないんだ。

達観(たっかん)の例文

  1. 人生を達観する。
  2. 国の将来を達観する。
  3. ともこちゃんは大病を患っているが、事態を達観している。
  4. 子供の割に妙に達観したようなことを口にする。
  5. 達観した考えを持つ上司は、大きなプロジェクトでは頼りになる。