過信の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
過信
【読み方】
かしん
【意味】
価値や力量などを実際よりも高くみて、信頼しすぎること。
う~ん、ちょっと油断してるみたいなもんやね。実力以上に自分のことをえらいと思っちゃうのは危険やな。
【語源・由来】
「過」は「ある範囲や基準をこえる。」
「信」は「しんじる。」
【類義語】
盲信、確信、慢心
【対義語】
不信、疑心
過信(かしん)の解説
「過信」という言葉は、自分や他人、あるいは何かの能力や価値を、実際よりも高く評価してしまうことを指す言葉なんだよ。
この「過信」には、ちょっと危険な要素が含まれているんだ。それは、自分の能力や価値を過大に評価することで、誤った判断や行動をするリスクが高まるからね。たとえば、運転の技術を「過信」してスピードを出し過ぎたら、事故の危険が高まるよね。また、自分の知識や経験を過信すると、新しい情報や知識を学ぶことに抵抗を感じることがあるかもしれない。
「実力を過信する」は、自分の能力やスキルを実際よりも高く見積もってしまい、その結果、過ちを犯す可能性があるという状況を指しているんだ。実力を過信してしまうと、過度な自信から失敗するリスクが高まるか、他人との協力が難しくなる可能性もあるよ。
だから、「過信」という言葉は、信頼や評価が度を越している状態を警戒するための言葉として使われることが多いんだね。
過信(かしん)の使い方
過信(かしん)の例文
- 自分の力を過信した大統領は、武力侵攻を行った。
- 分かっていないことが多いのだから、科学を過信してはいけない。
- 自分の知識や才能を過信せず、謙虚であることが大切です。
- 自分を過信しても過小評価でもよくない、バランスが肝心だ。
- 祖母は宗教を過信してのめりこんでしまった。
過信の文学作品などの用例
-
・・・らの権威を無批判的に過信する弊害は甚だ恐るべきものでなければなら・・・ 寺田寅彦「科学上における権威の価値と弊害」
「過信は禁物」とは?
「過信」を用いた表現の一つに「過信は禁物(かしんはきんもつ)」があります。
「過信は禁物」の「禁物」とは、
①してはならない物事。また、しないほうがよい物事。
②好ましくないもの。嫌いなもの。
という意味です。
「過信は禁物」とは、価値や力量などを実際よりも高くみるのは良くないという意味です。
過度な自信は注意や警戒心を失わせ、結果として失敗や不注意な行動につながることがあるから、そのような過信を避けるようにという意味があるんだ。
自分の力を過大評価し過ぎて、気を抜いてたら大コケする可能性があるんやな。これは、いつも謙虚に、ちゃんと足元を見て歩くことの大切さを教えてくれる言葉やね。
【例文】
- 甲子園には魔物が住んでいる、過信は禁物だ。
- A判定をとったからといって過信は禁物、最後まで気を抜いてはいけない。
- ワクチン接種は、確実に免疫ができるというわけではないのだから過信は禁物です。