挙動の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
挙動
【読み方】
きょどう
【意味】
立ち居振る舞い。動作。
立つ姿勢や歩き方、手や足の動きとかも含まれてるってことやな。これは、人のふるまいや行動を表す言葉やね。
【語源・由来】
「挙」は「うわべだけの。実がない。うそ。」
「動」は「すがた。かたち」
【類義語】
一挙一動、一挙手一投足
挙動(きょどう)の解説
「挙動」という言葉は、人がどのように立っているのか、どのように動いているのか、人の外見から見える動作や行動全般を指す言葉なんだよ。
たとえば、学校で先生が何かを説明している時、生徒がうなずいたり、メモを取ったり、考え込んだりするその全ての行動や反応が「挙動」として表現されるんだ。
「挙動のおかしい人物」というのは、その人の行動や動きが普通とは異なり、ちょっと変だな、と思うような人を指しているんだ。例えば、周りの人たちが普通に歩いている中で、その人だけが変な歩き方をしていたり、不自然な動きをしていたりすることを表すんだよ。
また、「いかにも自然なその言いぶりや挙動で、店員は別に怪しみもしなかった」〈橋・池谷信三郎〉という文章は、その人の話し方や動きがとても普通で自然だったから、店員はその人を疑ったり、何かおかしいと感じたりしなかった、という意味だよ。つまり、その人はとても普通に振る舞っていて、何も変なところがなかったんだね。
だから、「挙動」という言葉は、人の動きや行動の仕方を示しているんだね。
挙動(きょどう)の使い方
挙動(きょどう)の例文
- 普段と違う挙動でともこちゃんを不審がらせてしまった。
- 裏切りそうな健太くんの挙動にそれとなく気を付ける。
- 先程から彼の挙動がおかしい。
- パトカーを見て挙動不審になるのは怪しすぎる。
- 彼等がどんな挙動に出るかを見極める。
挙動の文学作品などの用例
「挙動不審」とは?
「挙動」は、「挙動不審(きょどうふしん)」という四字熟語で使われます。
「挙動不審」とは、「隠し事などがあるため、立ち居ふるまいに落ち着きがなく、あやしいところがあること。また、そのさま。」という意味です。
人が落ち着きがなくて、なんとなく怪しく見える様子を言うんだよ。
まるで「このあたりにお宝隠してるでー」みたいな、どこか怪しい振る舞いするやつらのことやな。ニヤニヤしながらウロウロしてるような…なんかもう、見てて「お前、何か企んでるやろ?」ってなる感じやな!
【例文】
- 健太くんは、挙動不審で警官に職務質問された。
- 挙動不審な人を見かけて通報しました。
- 江戸馴れない山出しの中間が道に迷ってうろうろしていたので、挙動不審と認められたのも無理はない(岡本綺堂、西瓜)
つまり、どのように立ったり、歩いたり、動いたりするか、ということが「挙動」と言われるんだよ。