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「均一」の意味と使い方や例文!「均等」との違いは?(類義語・対義語)

均一の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
均一

【読み方】
きんいつ

「きんいち」とも読む。

【意味】
質や量などがどれも一様であること。また、そのさま。

二字熟語の博士
「均一」という言葉は、質や量などがどれも同じで、一様な状態のことを指すんだ。

すべてが均等で、バラつきがない状態のことを言うんだよ。

助手ねこ
なるほどなあ。要するに、「均一」っていうのは、「全部が同じ」ってことやな。例えば、大きさや重さ、品質が全部一緒っていう意味やな。

均一価格の商品とか言うと、全部同じ値段ってことやし、均一な品質っていうと、全部が同じレベルのクオリティってことや。バラバラでなくて、全部きっちり揃ってるってことやな、これは。

【語源・由来】
「均」は「全体を一様にならす。凹凸がなく等しい。」
「一」は「一つにまとまる。ひとまとまり。」

【類義語】
均質、均等

【対義語】
偏り、不均一、バラバラ

均一(きんいつ)の解説

カンタン!解説
解説

「均一」という言葉は、物事がみんな同じである、質や量、大きさなどが全て一緒で、変わりがない状態のことを意味しているんだ。

例えば、「均一な力でかきまわす」というのは、何かを混ぜる時に、最初から最後まで同じ強さで混ぜ続けることを言っているんだよ。力を強くしたり弱くしたりしないで、ずっと一定の力で混ぜるってこと。

また、「均一価格」というのは、お店で売られている商品が全部同じ値段だっていう意味だよ。たとえば、「100円均一」っていうのは、そのお店の商品が全部100円で売られているということ。つまり、全部の商品が100円という同じ値段になっているんだ。

ちなみに、「均一」という言葉は、「きんいつ」と読むんだけど、「きんいち」とも読むよ。どちらも同じ意味だけど、読み方が二通りあるんだね。

だから、「均一」という言葉は、すべてが一緒で、違いがないという状態や様子を表しているんだね。

均一(きんいつ)の使い方

ともこ
このお寿司屋さんはおいしいわね。
健太
しかも均一価格だから、思ったより高い!ってお会計の時に焦ることが無いんだよ。
ともこ
この価格で提供できるなんて、企業が相当頑張ってくれているわね。
健太
ありがたいことだよね。

均一(きんいつ)の例文

例文
  1. 全国で均一の品質を保証するために、フランチャイズではなく直営店しかありません。
  2. 大きさと色が均一なイチゴがたくさんのっていて、美しくおいしそうなケーキです。
  3. この区間は、距離に関係なく均一料金です。
  4. ペンキを均一に塗るのは結構難しいんだ。
  5. 今日の空は、どこまでも均一な青だった。

均一の文学作品などの用例

  1. ・・・時近所の、今なら七銭均一とか十銭均一とかいいそうな安西洋料理へ案・・・ 内田魯庵斎藤緑雨

  2. ・・・で、ニュース館も十銭均一、十銭で買え、十銭で食べ十銭で見られ・・・ 織田作之助世相

  3. ・・・のりかえなければ五銭均一ですから」 俄車掌は、動揺のためのめるま・・・ 宮本百合子電車の見えない電車通り

「均一」と「均等」の違いを解説

均一」に似ている語に「均等(きんとう)」があります。

均等」とは、「二つ以上の物事の間が互いに平等で差がないこと。また、そのさま。」という意味です。

均一」も「均等」も、ある物のどの部分も、様子、性質、種類などがひと通りであるさまをいいます。

しかし「均一」は、主に分量に対して使われ、「均等」は、分量・状態に対して使われることが多いです。

二字熟語の博士
「均一」と「均等」は似ているけど、少し意味が異なる言葉なんだ。「均一」は、物事がすべて同じ状態や品質であることを指しているんだよ。たとえば、同じ種類の商品が全部同じ価格で売られている状態、これを「均一」と言うんだ。

一方、「均等」は、複数の物事がそれぞれ公平に分配されているさまを意味するよ。たとえば、3人でケーキを分ける時に、それぞれ同じ大きさで分けることが「均等」だね。

助手ねこ
あ、そういうことか!「均一」ってのは、まるで双子みたいに、みんな同じっていう感じやな。例えば、セールで全部の靴が3000円って言う時は、それが「均一」の価格やねんな。

一方で、「均等」は、分けるときにみんなに公平に行き渡るようにするってことか。クラスでお菓子を分ける時に、みんなに同じ量が行くようにするのが「均等」やね。うん、なんか納得!似てるようで、ちゃんと使い分けなあかんねんな~。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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