形骸の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
形骸
【読み方】
けいがい
【意味】
①精神や生命を別にした、からだ。むくろ。
②建物などの、骨組み。
③外形だけを残して、実質的な意味を失っているもの。
もう一つは、建物とかで、見た目はあるけど中身はスカスカやってこと。最後の一つは、物事が外見はあるけど、本来の意味や使い道がなくなってるってことか。外見ばっかりで中身がないって、なんかちょっと悲しい話やね。
【語源・由来】
荘子「徳充符」
【類義語】
形式、空洞、空疎
【対義語】
骨子
形骸(けいがい)の解説
「形骸」という言葉はね、いくつかの意味があるんだよ。
最初の意味は、「生命や精神がないただの体、または骸(むくろ)」ということ。これは、生きているときの活動や意識がなくなった、ただの物理的な体を指しているんだ。例えば、「形骸をさらす」という言い方は、死んだ後の体を指して使われることが多いんだよ。これは、元々の人間としての活動や意味が失われ、形だけが残っている状態を表しているんだね。
二つ目の意味は、「建物などの骨組み」。これは、建物や構造物が持っている基本的な枠組みや構造を指す言葉なんだ。たとえば、「爆破されて形骸もとどめない」という場合、建物が完全に破壊されて、もはや元の形や構造が全く認識できないほどになってしまった状況を表しているんだ。これは、物理的な破壊や変形を強調している表現なんだよ。
そして三つ目の意味は、「外形だけを残して、実質的な意味や機能を失ったもの」。これは、何かが表面上は存在しているけど、本来持っていた意味や機能、価値などが失われてしまった状態を指しているんだ。例えば、形式だけの会議や、名前だけの組織などがこれに当たるよ。外から見るとまだあるように見えるけど、中身はもう空っぽ、または本来の目的や意義が失われてしまっているんだね。
だから、「形骸」という言葉は、ただの体や骨組み、または外見だけで中身がないものを指して使われるんだね。
形骸(けいがい)の使い方
形骸(けいがい)の例文
- 竜巻で破壊された学校は、形骸もとどめない。
- 形骸化した制度に存在意味はない。
- 砂漠に形骸を残すだけの古代都市の遺跡にロマンを感じる。
- 形骸化した株主総会の企業の寿命は長くない。
- その伝統は、今も地方では残っているが、都会では形骸化した。
形骸の文学作品などの用例
「形骸化」とは?
「形骸」を用いた表現の一つに「形骸化(けいがいか)」があります。
「形骸化」とは、当初の意義や内容が失われ、形ばかりのものになることをいいます。
例えば、昔は大事だった習慣が、今ではただの形式になってしまうことを指すんだ。
例えば、誰も気にしてへんけど、ずっと続けてる行事みたいなもんやな。要するに、昔は意味があったけど、今はもう形だけになっちゃったってことやね。
【例文】
- 取締役会の形骸化が問題になった。
- 最高裁判所判事の報道の少なさが、国民審査の形骸化につながっているとされる。
- 長い平和が続き、その軍事組織は形骸化していった。
二つ目は、建物などで、中身はないけれど骨組みだけがある状態のこと。そして三つ目は、ものごとが外見だけは残っているけれど、本来の意味や機能を失ってしまった状態を言うんだ。