【二字熟語】
考査
【読み方】
こうさ
【意味】
①いろいろ考えて調べること。
②学校で、生徒の学業成績を調べるための試験。
③「日銀考査」の略。
【語源・由来】
「考」は「調べる。調べる事柄。」
「査」は「しらべる。」
【類義語】
試験、テスト、試問
考査(こうさ)の使い方
健太くん。部活は無いの?
考査一週間前でテスト週間だから、部活動は休みなんだよ。
私は帰宅部だから忘れていたわ。
はやく考査が終わって、部活動が始まるといいな。
考査(こうさ)の例文
- この学校は観点別評価を導入し、定期考査と朝課外をやめることにしました。
- 人事考査が3期連続平均以下または降格で、お荷物認定される。
- 修了考査で合格点を取らないと卒業は認められない。
- 国立の学校では、出願人数が一定数を超えた場合、入学考査前の抽選を行うことがある。
- 面接が考査結果に与える影響は大きい。
「考査」と「試験」「考察」の違いは?
「考査」を用いた表現の一つに「試験(しけん)」「考察(こうさつ)」があります。
「考査」と「試験」の違いは?
「試験」は、
①ある物事の性質や性能などをためしてみること。また、検査すること。
②入学・入社・登用などの採否を決めるため、問題に答えさせたり実技をさせたりして、学力・知識・能力などを判断・評価すること。考試。考査。
という意味です。
「考査」も「試験」も、問題を与えて解答させ、学力や理解の程度を調べることをいいます。
「試験」は、「考査」よりも一般的に使われます。
また「試験」は、解答させるだけでなく、実技をさせる場合にも使う点が「考査」と違います。
さらに「考査」は、いろいろ考えて調べること、「日銀考査」の略という意味がありますが、「試験」にその意味はありません。
「考査」と「考察」の違いは?
「考察」は、物事を明らかにするために、よく調べて考えをめぐらすことをいいます。
「考査」も「考察」も、よく考えるという意味があります。
しかし「考察」は、よく考え、物事を明らかにすることをいいます。
対して「考査」は、考え調査することをいう点が違います。