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「懇願」の意味と使い方や例文!「嘆願」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
懇願

「悃願」とも書く。

【読み方】
こんがん

【意味】
ねんごろに願うこと。切に願うこと。

【語源・由来】
「懇」は「まごころをつくす。心をこめてする。」という意味で「懇願」は「切に願うこと」という意味。

【類義語】
嘆願、哀願、切願、懇望、懇請、泣きつく、熱願、要請、すがりつく

懇願(こんがん)の使い方

健太
ともこちゃん。今日で夏休みは終わりだね。僕の夏休みの宿題が終わっていないから手伝ってほしいんだ。
ともこ
懇願されても手伝わないわ。
健太
お願い~。
ともこ
そんな懇願の色を湛えた目で私を見ても手伝わないわよ。

懇願(こんがん)の例文

  1. 健太くんの必死の懇願を聞き入れる。
  2. ともこちゃんに出席を懇願する。
  3. 会ってくれるよう懇願した。
  4. どうしても都会の大学に入学したいんだと懇願した。
  5. ともこちゃんは懇願するような口調だった。

「懇願」と「嘆願」の違いは?

懇願」に似た言葉に「嘆願(たんがん)」があります。

嘆願」は「歎願」とも書く。
嘆願」は「事情を述べて願うこと。なげきねがうこと。哀願。」という意味です。

懇願」は「どうしても聞いてほしい願いがあり、心を込めてひたすら頼む」ことを表します。
嘆願」は「事情を詳しく述べて熱心に頼む」ことを表します。

懇願」と「嘆願」の違いは「事情を述べて嘆きながら願う」という点です。