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「然程」の意味と使い方や例文!「左程」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
然程

【読み方】
さほど

【意味】
それほど。たいして。

多くは、あとに打消しの語を伴って用いる。
【語源・由来】
「然」は「しかし。しかして。しからば。しかるに。接続の助字。」
「程」は「ほど。ほどあい。ぐあい。」

【類義語】
あまり、さして、大して、それほど

然程(さほど)の使い方

ともこ
健太くん。演歌は好き?
健太
演歌は然程好きじゃないよ。
ともこ
良い歌が多いのにな。
健太
今度おすすめの曲を教えてよ。

然程(さほど)の例文

  1. 思ったよりも気温が下がらなかったようで、然程寒くない。
  2. 健太くんが騒ぐからどんなに熱いのかと思ったら、然程熱くないじゃないか。
  3. 警察を配備したが、然程混乱は無かった。
  4. 本店の料理はおいしいが、支店は然程でもない。
  5. ともこちゃんのレポートは然程の出来ではない。
  6. 台車を使えば、重い荷物でも然程大変ではない。

「然程」と「左程」の違いは?

然程」は、辞書によっては「左程」とも書くと書いてあります。

左程」は借字です。

借字」とは、「漢字のもつ意義にかかわらず、その音や訓を借用して書き表す方法。万葉仮名や梵語 (ぼんご) の音訳など。」という意味です。
然程」も「左程」も、同じ意味で使われます。「左程」を使っても間違いではありません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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