【二字熟語】
始終
【読み方】
しじゅう
【意味】
[名]
①物事の始めと終わり。
②事柄の成り行きの、始めから終わりまでの全部。
③始めから終わりまで態度・状態などを変えないで通すこと。また、変わらないで同一になること。
④最後。結末。
[副]
①絶え間ないさま。頻繁に行われるさま。いつも。しょっちゅう。
②終わりには。結局は。
【語源・由来】
「始」は「はじめ。おこり。」
「終」は「おわる。おえる。おわり。」
【類義語】
しょっちゅう、のべつ
始終(しじゅう)の使い方
隣の家の犬は始終何かに吠えているんだ。
お化けでもいるんじゃないの。
犬にはお化けが見えるのかな。
人間よりも感覚が鋭いからね。お祓いをした方がいいんじゃないかしら。
始終(しじゅう)の例文
- 始終人が出入りしているので、昼間は鍵がかかっていません。
- 一部始終を目撃していた健太くんは、事件の参考人として警察で話を聞かれています。
- ともこちゃんは始終忙しそうです。
- 彼は、人の顔を見ると始終文句を言っている。
- 家にいる時は始終本を読んでいます。
「一部始終」とは?
「始終」を用いた表現の一つに「一部始終」があります。
「一部始終」とは、「物事の始めから終わりまで。また、事の始めから終わりまで。顛末。」という意味です。
語源は、書物の一巻から終わりまでの意からです。
【例文】
・本誌だけに、事件の一部始終を語ってくれました。
・犯行の一部始終を防犯カメラがとらえていました。
・ともこちゃんに一部始終を打ち明けました。