【二字熟語】
精算
【読み方】
せいさん
【意味】
金額などをこまかく計算すること。特に、料金などの過不足を計算しなおすこと。
【語源・由来】
「精」は「念入りでこまかい。くわしい。」
「算」は「かぞえる。かぞえること。」
【類義語】
禊、結着、けり
【対義語】
概算、試算
精算(せいさん)の使い方
駐輪場の精算はどうすればいいの?
駐輪場の料金はあそこの精算機に、駐輪場の番号を入力して、表示された料金を硬貨投入口に投入するの。そうすれば、ロックが解除されて自転車を出すことができるわ。
精算が終わりました。後方に注意して自転車を出してくださいって言われたよ。
周りの人に気を付けて自転車を出してきてね。
精算(せいさん)の例文
- 精算機で、乗り越し運賃を精算する。
- 出張費は一週間ほどで精算されます。
- とりあえず私が払っておくので後で精算しよう。
- 自動収受機備え付けのカードリーダーで認識させ精算するETC方式が主流です。
- 客が自ら商品の精算・会計を行うセルフレジを導入する店舗が増えています。
「精算」と「清算」の違いは?
「精算」と同じ読み方の語に「清算」があります。
「清算」とは、
①相互の貸し借りを計算して、きまりをつけること。
②会社・組合などの法人やその他の団体が解散したとき、その後始末のために財産関係を整理すること。
③これまでの関係・事柄に結末をつけること。
という意味です。
「精算」も「清算」も、金銭の貸借、収支などを計算し、きちんと決まりをつけることをいいます。
しかし「精算」は、ある事柄にかかった費用などを細かく計算することをいい、「清算」よりも事務的なものを表すことが多いです。
対して「清算」は、きちんとしなければならない貸借を返済または受け取ることをいいます。
さらに「清算」は、「不倫関係を清算する」のように、これまでの関係・事柄に結末をつけるという意味がある点が「精算」と違います。