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「責任」の意味と使い方や例文!「義務」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
責任

【読み方】
せきにん

【意味】
①立場上当然負わなければならない任務や義務。
②自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。
③法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。主要なものに民事責任と刑事責任とがある。

【語源・由来】
「責」は「果たさなければ負い目となる事柄。」
「任」は「引き受けた役目。」

【類義語】
重責、職責、責務、義務、義理、負担、落とし前

【対義語】
自由、権利

責任(せきにん)の使い方

健太
軽い気持ちでSNSにつぶやいたら、大炎上してしまったよ。
ともこ
自分の発言に責任をもたないとだめよ。
健太
責任を持てないなら発言してはいけないね。
ともこ
反省の念を表明して許してもらった方が良いわよ。

責任(せきにん)の例文

  1. 子供が生まれ、父としての自覚や責任感が生じました。
  2. ともこちゃんはすべての責任を一人で背負い込みました。
  3. あの事故は、あなたに責任があると考えています。
  4. 送検された男性の刑事責任能力の有無を調べる。
  5. このイベントの者は健太くんです。

「責任」と「義務」の違いは?

責任」に似ている語に「義務(ぎむ)」があります。

義務」とは、
①人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。
②倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。
③法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権利に対応して存在する。

という意味です。

責任」も「義務」も、当然やらなければならないことをいいます。

しかし「義務」は、多く、それぞれの立場に応じて法律上、道徳上なすべきことをいう点が違います。