姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「繊細」の意味と使い方や例文!「神経質」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
繊細

【読み方】
せんさい

【意味】
①ほそい。こまかい。
②感情などがこまやかなこと。また、そのさま。デリケート。

【語源・由来】
「繊」は「武器をもって敵と争う。たたかい。いくさ。」
「細」は「ほそい。」

【類義語】
細かい、デリケート

【対義語】
がさつ

繊細(せんさい)の使い方

健太
ともこちゃんのお兄さんを学校で見かけないね。
ともこ
お兄ちゃんは、繊細なところがあるから学校を休みがちなのよ。
健太
繊細さんには生きづらい世の中だよね。
ともこ
生きやすい道を見つけてくれると良いな。

繊細(せんさい)の例文

  1. 繊細な造りだから、触っただけで壊れそうだ。
  2. 日本料理は繊細な味で大好きだ。
  3. 彼の作品は、繊細優美な句風でファンが多い。
  4. 繊細な神経を逆なでするような発言はやめてもらいたい。
  5. 音楽家には、繊細な感受性を持つ人が多い。

「繊細」と「神経質」の違いは?

繊細」に似ている語に「神経質(しんけいしつ)」があります。

神経質」とは、
①情緒的に不安定で、わずかなことにも過敏に反応して自分を病的な状態だと思い込む気質。
②細かいことまでいちいち気に病むさま。

という意味です。

繊細」も「神経質」も、細かいことをいいます。

しかし「繊細」は、感情などがこまやかで感じやすい、または、傷つきやすいことをいいます。

対して「神経質」は、情緒的に不安定で、わずかなことにも過敏に反応して自分を病的な状態だと思い込む気質や、些細なことに気に病む性格をいいます。

繊細」な人は、細やかであるがゆえに人の心情の変化に気付き、寄り添うことができます。

対して「神経質」は、情緒が不安定で自分のことだけで精一杯なニュアンスです。

【スポンサーリンク】