【二字熟語】
疎外
【読み方】
そがい
【意味】
①嫌ってのけものにすること。
②人間がみずから作り出した事物や社会関係・思想などが、逆に人間を支配するような疎遠な力として現出すること。また、その中での、人間が本来あるべき自己の本質を喪失した非人間的状態。
③ ⇒自己疎外 (じこそがい)
【語源・由来】
「疎」は「人と人との関係にすきまがある。親しくしない。うとい。」
「外」は「ある範囲の外側におく。」
【類義語】
疎遠、疎む、敬遠
【対義語】
受容、寵愛、溺愛
疎外(そがい)の使い方
僕のクラスに転校性が来たんだよ。
転校生が疎外感を覚えないように気遣ってあげないとね。
そうだね。僕も転校生だったから、気持ちがよく分かるんだ。
大きな顔をしているから、昔からこの学校に居るのかと思っていたわ。
疎外(そがい)の例文
- 疎外された経験があるからこそ、どんな人にも救いの手を差し伸べたいと考える。
- 健太くんは、自分が疎外されていることに気付いているが気にしていない。
- 出来が悪い健太くんは、家族から疎外されている。
- どんどん成績を伸ばすともこちゃんに、自分が置いていかれるような疎外感に似た焦燥を持った。
- いまだに、職場で女性社員は疎外されがちだ。
「疎外感」とは?
「疎外」を用いた言葉の一つに「疎外感(そがいかん)」があります。
「疎外感」とは、「疎外されている感覚。仲間がなく孤独に感じること。」という意味です。
【例文】
- その国に、日本人はほとんどいなかったので疎外感を味わった。
- 同郷のものが一人もいないことに、孤独と疎外感を覚えた。
- 友人たちの名前には数字があるのに、ぼくにだけ無いことからくる疎外感が常にあった。