【二字熟語】
他意
【読み方】
たい
【意味】
①他の考え。心に隠した別の考え。
②ふたごころ。あだしごころ。
【語源・由来】
「他」は「あるべき心と違う。」
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」
【類義語】
悪気、悪意、下心、腹蔵、裏
【対義語】
本意、私意
他意(たい)の使い方
健太くん。なんで急に坊主頭にしたの?何かに対する反省?
他意はないよ。散髪が面倒になっただけさ。
本当にそうなの?
強いて言えば、散髪代の節約になるからかな。
他意(たい)の例文
- 他意のない発言だったのに、深読みした人たちから失言として批判された。
- 私と千秋には、旧友の無事を喜ぶほかに、何の他意もなかったのですよ。(浅田次郎、壬生義士伝)
- 幕府に対して、何の他意もないことを示す必要がある。
- 空手部は、皆明るくて他意のない連中ばかりです。
- 他意もなく発言しましたが、誤解を招くような発言になってしまい本当に申し訳ございません。
「他意はない」とは?
「他意」を用いた表現の一つに「他意はない」があります。
「他意はない」とは、とくに言外の意図はない、隠れた真意があるわけではないという意味です。
【例文】
- それきりの話しで他意はないよ。
- 私の名前だけ飛ばされた気がするが他意はないのだろう。
- 彼女の言葉に別に他意はないのだろうが、傷ついたような気持ちになる。