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「忠告」の意味と使い方や例文!「警告」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
忠告

【読み方】
ちゅうこく

【意味】
まごころをこめて相手の欠点や過ちを、戒めさとすこと。

【語源・由来】
「忠」は「真心。誠意を尽くすこと。まじめ。」
「告」は「つげる。知らせる。」

【類義語】
勧告、警告、アドバイス、忠言、諫める、諫言、苦言

【対義語】
甘言

忠告(ちゅうこく)の使い方

健太
校長先生に怒られてしまったよ。
ともこ
まさか、私の忠告を無視したの?
健太
校長先生の前で、頭髪の話はするなという忠告を無視するつもりは無かったんだけど、校長先生のカツラがずれていたんだよ。
ともこ
それは不可効力ね。

忠告(ちゅうこく)の例文

  1. 再三の忠告にも社長は耳を貸さなかった。
  2. 先輩の忠告を聞き自重することにした。
  3. 忠告してくれる人がいることがありがたいことだ。
  4. 飲食店業界も監視・摘発すると忠告する意味を込めて、公正取引委員会は、おとり広告を摘発した。
  5. あの時忠告を受け入れておけばよかったと後悔している。

「忠告」と「警告」との違いは?

忠告」に似ている語に「警告(けいこく)」があります。

警告」とは、
①よくない事態が生じそうなので気をつけるよう、告げ知らせること。
②柔道の反則で、「技あり」と同等となるもの。禁止事項を犯したり、「注意」が二度目の場合に主審が宣告する。

という意味です。

忠告」も「警告」も、「説き勧めること。また、その言葉。」という意味です。

しかし「忠告」は、ちょっとした過ちや欠点などを指摘し、それをやめるよう勧めることをいいます。

対して「警告」は、悪い事態にならないように、まえもって注意を与えることをいます。

また「忠告」は、その勧めに従うかどうかの判断は当人にまかせるという選択の余地がありますが、「警告」は、従わざるを得ないような場合が多いです。