【二字熟語】
訥々
「吶々」とも書く。
【読み方】とつとつ
【意味】
口ごもりながら話すさま。
【語源・由来】
「訥」は「口ごもって、つっかえながら言う。」
【類義語】
口下手、訥弁、口重
【対義語】
喋々
訥々(とつとつ)の使い方
健太くん。この町の偉人について取材したんでしょう?
偉人と直接会ったことがある人達に話を聞いて回ったんだよ。思い出しながら、訥々と語ってくれたんだけど、あんまりよく覚えてないや。
ボイスレコーダーを持っていかなかったの?
メモすら取らなかったんだよ。大失敗だ。
訥々(とつとつ)の例文
- 訥々と語る姿に、演技めいたものは感じられなかったから真実なのだろう。
- 黙秘を貫いていた健太くんが、その事件について訥々と語り始めました。
- 言葉を選ぶように訥々と語り始めた。
- 私の訥々たる説明をきき終ると、彼は非常に情けなそうな顔になった。(坂口安吾、日月様)
- 健太くんが胸の内に抱え込んでいたことを訥々と話してくれた。
「訥々と語る」とは?
「訥々」を用いた表現の一つに「訥々と語る(とつとつとかたる)」があります。
「訥々と語る」とは、口ごもりながら話すという意味です。
【例文】
- 彼は、自分が置かれた状況を訥々と語った。
- 訥々と語る彼の姿とは裏腹に、その話は衝撃的な内容だった。
- 話す覚悟が決まったのか、健太くんは、訥々と語り始めました。